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G大阪はセットプレーから2失点の零封負け…今季初勝利は遠く公式戦泥沼の4連敗

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[3.20 ACL GL第2節 アデレード2-0G大阪 アデレード]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2012のグループリーグ第2節が20日に各地で行われた。E組のガンバ大阪は敵地でアデレード・U(豪州)と対戦。前半にセットプレーから2失点を喫すと、1点を返すこともできずに0-2で敗れた。第1節の浦頂戦(0-3)に続く黒星。リーグ戦を合わせると今季公式戦4連敗となってしまった。第3節は4月3日に行われ、G大阪はブニョドコル(ウズベキスタン)と対戦する。

 公式戦3連敗中でセホーン監督の進退問題も取り沙汰されているG大阪は、17日のC大阪戦(1-2)と同じ先発メンバーで試合に臨んだ。システムは4-4-2を採用し、GK藤ヶ谷陽介、DFラインは右から加地亮、中澤聡太、今野泰幸、藤春廣輝。ダブルボランチを遠藤保仁と明神智和が務め、2列目は右に武井択也、左にパウリーニョ。2トップはFWラフィーニャとFWイ・スンヨルが組んだ。

 立ち上がりからホームのアデレードに試合の主導権を握られる。マークが甘くなり、簡単にシュートを打たれるとピンチの連続。すると前半17分には、早くもセットプレーから失点を喫してしまった。左サイドからのFK、MFマレンのヘディングシュートはクロスバーを叩く。しかし、跳ね返りをゴール前右のDFボーガードに頭で折り返される。ゴール前での対応が遅れ、マレンにヘディングシュートを許すと、最後はイの頭に当たり、オウンゴール。0-1と失点を喫した。

 前半21分には、ようやくG大阪がファーストシュート。遠藤のパスからPA右へ抜け出したイが切り返しでDFをかわすと、右足シュートを放つ。これはGKに止められた。その後も決定的な場面をつくることはできずに時間は過ぎる。

 すると前半24分に早くも2失点目。右サイド遠目の位置からのFK、FWジテのヘディングシュートは藤ヶ谷が弾くが、こぼれに詰めていたマレンに左足で流し込まれた。セットプレーから痛恨の2失点。G大阪は追い込まれる。同34分には、なんとかチャンスを演出。遠藤のパスに抜け出たイがPA左から右足シュート。枠を捉えたが、相手GKが左手一本でクリアした。前半を0-2で折り返した。

 後半、立ち上がりからパウリーニョが積極的にミドルシュートを狙う。後半12分にはPA左から強烈なミドルを放ったがポスト左へ外れた。1点が奪えない。後半17分にはイに代えて、MF佐々木勇人を投入。パウリーニョが1列ポジションを上げ、ラフィーニャと2トップを組んだ。しかし、その後も決定的な場面をつくることができない。相手のブロックを崩せないため、バイタルエリアまで持ち込めず、ミドルシュートを放つしか攻め手がなくなる。

 後半24分には明神に代えて、MF寺田紳一。同30分にはパウリーニョに代えて、MF二川孝広をピッチへ送り、交代枠を使い切った。同38分には佐々木が右サイドからドリブル突破。相手DFにクリアされ、右CKを獲得した。こぼれを展開し、ロングボールを蹴りこむがセカンドボールを拾えず。シュートで終わることはできなかった。同39分にはラフィーニャが右サイドから中央へ自らドリブルで運び、強引に右足シュート。これは大きく枠を外れた。結局無得点のまま試合は終了。0-2の零封負けを喫した。


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