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「イタリアダービー」デル・ピエロのゴールなどでユベントスが完勝…長友はフル出場

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 セリエAは25日、第29節の2日目を行った。ユベントススタジアムでは日本代表DF長友佑都の所属するインテル対ユベントスのイタリアダービーが行われた。試合はユベントスが後半にDFマルティン・カセレスとMFアレッサンドロ・デル・ピエロのゴールで2得点を奪い、2-0で勝利。無敗記録を29に伸ばした。長友は左SBでフル出場。前半こそ積極的なオーバラップを仕掛けたが、後半に入ると守勢に回る機会が多くなり、持ち味を生かすことは出来なかった。

 前節のアタランタ戦(0-0)同様、この日もMFヴェスレイ・スナイデルを負傷で欠く布陣で挑んだインテルだったが、序盤は今季ここまで17失点とリーグ最少を誇るユベントスゴールを脅かした。

 まずは前半14分、右サイドからDFマイコンが中央に切り込み、FWディエゴ・ミリートにパス。ミリートはワントラップ後、右足で強烈シュートを放つがGKジャンルイジ・ブッフォンの好セーブに遭った。さらに同32分、センターサークル付近からMFデヤン・スタンコビッチが前線にロングフィード。抜け出したミリートがシュートを放つがこれもブッフォンが弾き出す。こぼれ球に再度ミリートが詰めるが枠を外れた。

 一方、今季28戦無敗をキープするユベントスも、首位ミランとの勝ち点差をこれ以上離されまいと、ゴールを目指した。前半17分、効果的なオーバーラップを繰り返すカセレスからのクロスを、ゴール前フリーで待っていたFWアレッサンドロ・マトリが頭で合わせたが、枠に飛ばすことは出来なかった。

 0-0で折り返した後半、ユベントスが先に動いた。後半8分にマトリに代わりデル・ピエロ、FWシモーネ・ペペに代えてDFレオナルド・ボヌッチを投入し、局面の打開を図った。すると後半12分、交代策が功を奏し、ユベントスが先制に成功する。右サイドで得たCKのチャンス。MFアンドレア・ピルロがゴール前に蹴り入れると、ゴール中央で完全にフリーになったカセレスがヘディングシュートを叩き込んだ。先手を打ったユベントスが均衡を破った。

 さらに勢いを増すユベントスは後半26分、MFアルトゥーロ・ビダルのスルーパスに抜け出したデル・ピエロが右足でゴール左隅に流し込み、リードを広げた。

 2点リードを奪われたインテルも、なんとか反撃にでようとするが、GKブッフォンを中心とした堅い守りを崩すことが出来ず。イタリアダービーはこのまま2-0で終了した。インテルはリーグ戦4試合ぶりの黒星。ユベントスは、前日ローマに勝利した首位ミランとの勝ち点差を再び4に縮めた。


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