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12年ぶり開催の“東京ダービー”!! PK戦までもつれた死闘制したFC東京が天皇杯16強入り

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[7.12 天皇杯3回戦 FC東京 1-1(PK9-8) 東京V 味スタ]

 天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会の3回戦が12日、各地で行われた。味の素スタジアムではFC東京東京ヴェルディによる“東京ダービー”が開催された。延長戦を含めた120分間を1-1のまま終えると、PK戦を9-8で制したFC東京が4回戦進出を決めた。

 11年のJ2リーグ第33節(△1-1)以来、実に12年ぶりの開催となった“東京ダービー”。前半15分にゴールを脅かしたのは東京Vだった。右サイドからDFアルハンが放り込んだロングスローがゴール前まで到達。しかし、フリーのDF綱島悠斗がヘディングで合わせたシュートは左ポストを叩いてネットを揺らすには至らなかった。

 すると、前半20分にFC東京が試合を動かす。FWディエゴ・オリヴェイラからの横パスを前向きで受けたMF塚川孝輝がPA手前まで持ち出し、右足を振り抜く。ゴール手前でバウンドしたシュートは、GKマテウスの手を弾いてネットを揺らしてスコアを1-0とした。

 後半10分にはFC東京が追加点のチャンスを迎えるが、MF安部柊斗のパスからD・オリヴェイラが放ったシュートはクロスバーを叩き、2点目とはならず。同22分にはD・オリヴェイラとのパス交換からPA内に走り込んだFW渡邊凌磨がフィニッシュも、マテウスの守備範囲に飛んでしまった。

 すると、後半25分、MF北島祐二が蹴り出したCKをユース所属で2種登録の18歳FW白井亮丞がヘディングで叩き込み、東京Vが試合を振り出しに戻した。その後、同アディショナルタイムのMF松木玖生の強烈なシュートがマテウスに阻まれるなど、両チームに勝ち越しゴールは生まれずに1-1のまま延長戦に突入することとなった。

 延長戦でも1-1からスコアが動かずに120分間の死闘を終えると、勝敗の行方はPK戦に委ねられる。ともに8人ずつが決め、先攻のFC東京9人目MF東慶悟が成功すると、東京Vの9人目DF千田海人のシュートをGKヤクブ・スウォビィクがストップし、FC東京がPK戦9-8で制して4回戦へと駒を進めた。

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