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“庶民派”?のアイスランド新大統領、VIP席を拒んでスタンド観戦

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 3日に行われたEURO2016準々決勝で、アイスランドのグズニ・ヨハネソン新大統領が、VIP席ではなくスタンドで国民とともに代表チームを応援していたようだ。

 初出場ながら決勝トーナメントに駒を進めたアイスランドは、ラウンド16で大国イングランドを撃破。「サッカーの母国」が失態を嘆く一方で、世界は人口33万人という小国の快進撃に沸いた。

 労を惜しまない献身的な戦いぶりや、試合後のサポーターとの一体感にも賛辞が寄せられていたアイスランドは、3日の準々決勝でフランスと対戦した。開催国との大一番だ。

 その大事な試合のスタンドに、ヨハネソン大統領の姿があった。6月末の選挙で選ばれた新大統領が、VIP席ではなく、一般のスタンドで代表チームに声援を送ったことは、ソーシャルメディアで話題となっている。

 「パナマ文書」をめぐる騒動でオラフル・ラグナル・グリムソン前首相が辞任に追い込まれたアイスランドでは、国民が政治への不信感を募らせている。それだけに、元大学教授で政治家としてのキャリアがないヨハネソン大統領は、国をまとめようと率先して一致団結を図ったのだろうか。

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