フランス代表は7日、EURO2016準決勝でドイツ代表と対戦する。ディディエ・デシャン監督は大一番を前に、MFポール・ポグバに必要なのは落ち着きだと強調し、期待をうかがわせた。

　大会初戦でパフォーマンスを批判されるなど、苦しい序盤戦を過ごしたポグバについて、世界王者との大一番を前に、デシャン監督は次のように述べている。

「私が彼を失ったことはなかった。だから、彼を取り戻したわけでもない。大会序盤は彼にとってより難しかった、だが、ポールは常に立ち上がってきたんだ。私がスタメンから外した2戦目もね。彼に必要なのは周囲の落ち着きだ。君ら(メディア)が毎日騒ぐから難しいことだがね」

「ポールはうまくやっている。彼は自分がチームにどう貢献できるかを知っているんだ。ここ2試合では非常に良いプレーをしてきた。我々は明日の試合でも彼を必要とする」

　一方、自身のキャリアにおいて最大の一戦かとの質問に、デシャン監督はこう答えている。

「比較するのは難しいが、毎日のように訪れる機会でないことは明らかだ。EUROの準決勝だからね。私は選手時代に経験しているが、自分のことで時間を費やしたくない。大事なのはフランス代表だ。私は個人的な見方では見ていない」

「私は自分が非常に恵まれていると感じているんだ。フランス代表チームは私にとって大きなことであり、我々ができるだけ勝ち進めることを願っている」

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