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すでに対戦国フランスを丸裸に?ドイツのレーブ監督「いくつか弱点を見出している」

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 ドイツ代表は7日、EURO2016準決勝で開催国のフランス代表と対戦する。チームを率いるヨアヒム・レーブ監督のコメントを欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

 対戦相手のフランスはここまで5試合中4試合で複数得点を挙げるなど、攻撃陣が好調を維持。レーブ監督も「フランスの攻撃陣は非常にフレキシブルで、エリア周辺だけでなく中盤からも(ポール・)ポグバや(ブレズ・)マトゥイディらが積極的にプレッシャーをかけてくる。さらに決定力も高く、得点ランキングの上位につける3人のストライカーがいる」と警戒する。

 レーブ監督は相手の攻撃陣を乗せないために、「チーム一丸となってプレーし、互いにサポートし合う必要がある。守備ではコンパクトな陣形で守らなければならない。相手にスペースを与えてしまえば、スピードを生かしたダイナミックなプレーに苦戦を余儀なくされるはずだ」と、組織的かつコンパクトな守備が重要だと説いた。

 フランスには2014年のブラジルW杯準々決勝で1-0の勝利を収めているドイツ。「フランスは非常にレベルが高く、2014年の対戦と似たゲームになるだろう。(準々決勝の)イタリア戦よりはチャンスが多い試合になるはずだ」と予想するレーブ監督は、「どのチームにも弱点があり、パーフェクトなチームなど存在しない。フランスは前回のアイスランド戦で印象に残る試合をしたが、いくつか弱点を見出しており、それらを突いていくことが重要になる」と、“フランス対策”を用意していることを明かした。

 ドイツにとってフランスは1958年以降、国際主要大会で負けていない相性のいい相手だが、レーブ監督に油断はない。「我々の方が有利とは思っていない。我々の相手はチームではなく、国全体だからね。アイスランドを倒したあと、自信を深めたフランスは本物の勢いに乗っているが、いずれにせよ本命と目されることに意味はない。いいパフォーマンスを披露し、より多くチャンスを作り、そのチャンスを生かしたチームが勝つ」と意気込んだ。

●EURO2016特設ページ

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