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チェコに逆転で敗れたイングランドを闘将キーンが酷評「過去の過ちから何も学んでいない」

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チェコに逆転で敗れたイングランド

 11日に行われたEURO2020予選で、イングランド代表はアウェーでチェコ代表を相手に1-2で敗れる結果となった。

 この試合について、イギリス『スカイ・スポーツ』で解説を務めている元アイルランド代表のレジェンド、ロイ・キーン氏が「イングランドは過去の過ちから何も学んでいない」と自身の見解を示している。

 今年3月に行われた第1節でイングランドはホームでチェコと激突し、5-0の大勝を収めている。だが同カード、チェコでのアウェー戦では1-2で敗れ、チェコとの対戦成績は1勝1敗に。そして10月11日時点で、イングランドとチェコは勝ち点12で並ぶ結果となっている(当該成績により1位イングランド、2位チェコ)。

 イングランドがもしチェコでのアウェー戦を制していたら、本大会出場に向けて大きく近づく結果となったが、グループ最大のライバルに勝ち点3を献上する形になってしまった。

 キーン氏は「今夜の試合は本当にひどい内容だった。過去の過ちから何も学んでいないね。とりわけ(ダニー)ローズのパフォーマンスは悪い意味で衝撃的だ」と酷評した。

「一部の選手は自分たちのミスをどう受け止めているんだろうね? クオリティの低い選手が低調なプレーをしていたら、本当に強いチームに勝てるわけがない。最高のレベルの大会では勝ち進むことさえできないだろう」

「今のイングランドは多くのフラストレーションを抱えているようだ。試合終盤には選手同士が口論する場面もあったね。複数の選手が明らかに動揺しているようだった。もしかすると最後の5分に引き分けに持ち込むこともできたかもしれない。ただ選手たちからはそれを実現させるためのメンタリティも持ち合わせていないようだった」

 マンチェスター・ユナイテッドで長らくプレーしたかつての闘将、キーン氏から見てもイングランドの戦いぶりは物足りないものがあったようだ。

 イングランドは14日、ブルガリアとアウェーで戦う。果たして指揮官ガレス・サウスゲート監督は東欧でのアウェー2連戦をどう乗り切るのか。敵地とはいえ、ソフィアでの決戦は勝ち点3奪取が至上命題となるだけに、ここからどう修正するのか注目が集まる。

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