ベルギー代表が、心停止から復帰したデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンの回復を願ったパフォーマンスを実施するようだ。

　エリクセンは、12日に行われたEURO2020のフィンランド戦で43分に突然意識を失ってピッチ上に倒れ込んだ。ピッチ上で救命処置を受け、そのまま病院へと緊急搬送されると、直後に意識を取り戻し、自身のSNSで無事を報告していた。

　エリクセンに対しては様々な選手が回復を願うパフォーマンスを実施しており、インテルのチームメートであるベルギーのロメル・ルカクもロシア戦の得点後に中継カメラに向かって「クリス、愛してる」とメッセージを送っていた。

　そして今回、ベルギーはエリクセンの回復を願って、彼が背負う背番号10にちなみデンマーク戦の10分経過時にボールをピッチ外に蹴り出す予定だという。

　この件について、ベルギーのロベルト・マルティネス監督は次のようにコメントしている。

「これはサッカー界とクリスティアンのための祝賀会だ。想像に難しくないと思うが、あの事件は本当に辛いものだった。試合を見ていた選手、クリスティアンと同じドレッシングルームにいた選手にとっても本当に辛い瞬間だった」

「その後、クリスティアンがポジティブな反応を見せてくれた。彼が話したこと、病院での出来事など良いニュースが入ってくる。それらはほとんどがお祝いのようなものだ」

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