EURO2020グループCで2連勝を飾り、16強勝ち上がりを決めたオランダ。指揮官フランク・デ・ブールが、オーストリア戦終了後に試合を振り返った。『UEFA』公式がその言葉を伝えている。

　指揮官は「トーナメントまでに我々はまだ成長する必要がある」と発言。チームに対してさらなる成長を求めている。

「我々は連帯して挑む一体感を感じている。だが、自分たちのシステム、ゲームプレー、守備ブロックとそれぞれに改善点が多くあることも事実。さらに良化するため、チームとしても話し合って修正していきたい」

「相手に多くの決定機を許したことも気がかりではある。だが無失点で終えたことは収穫だった。もちろんオーストリア戦の結果については満足しているよ。試合展開もうまくいったね。ただ、もっと良い結果を出せるとも思っていた」

　この試合でPKを沈め、先制ゴールを決めたメンフィス・デパイについて「メンフィスはこの大会で輝きを放つだろう。大一番では勝敗を決してくれるだろうし、さらなるビッグプレーヤーになると思う。現時点ですでに素晴らしい質を示しているがね。彼はまだまだこんなものじゃない」と語り、教え子に称賛の言葉をかけている。

　そして指揮官は「まだトーナメントは先だし、チームコンディションのピークを早々に持ってくるべきではないことは承知していた。ここからの上積みが本当に重要となる」と続け、決勝トーナメント以降の戦いについて意欲を示した。

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