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キエーザ「イタリアは兄弟のようなチーム。僕らはスペインよりダイナミック」

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イタリア代表FWフェデリコ・キエーザ

 イタリア代表FWフェデリコ・キエーザが4日、UEFAのインタビューに応じ、6日のEURO2020準決勝スペイン戦へ向けて語った。

 開幕戦から5連勝を飾り、6日のスペインとの準決勝に臨むロベルト・マンチーニ率いるイタリア。ここまで全試合に出場し、オーストリアとの決勝トーナメント1回戦では先制点を決めたキエーザが自身の心境を明かした。

「とてつもない喜びだった。代表としてこれほど重要な試合でプレーし、勝利につながるゴールを決めることができるなんて、とても感動したよ。誰もがサッカーをプレーし始めた頃から抱いている夢だしね。ベルギー戦では素晴らしい試合をすることができたが、これは2年間にわたる監督の仕事の成果だと思う。マンチーニや(ジャンルカ)ヴィアッリら代表のスタッフはかつての王者だ。その1人ひとりからアドバイスをもらっている」

 マンチーニ率いるイタリアの武器は組織力。キエーザはチーム全体が兄弟であるかのような仲の良さだと明かす。またアキレス腱の負傷により離脱したDFレオナルド・スピナッツォーラにエールを送った。

「みんながお互いを大切に思っているし、熱気に満ちている。僕らは兄弟のような関係なんだ。これも監督のおかげだと思う。スピーナのことは本当に残念だ。偉大なパフォーマンスを見せていたし、僕らにとって重要な選手だった。繰り返すが、僕らは兄弟のようであり、その中の1人を失うなんて良いことじゃない。彼の不在は心細いが、今は回復のことだけを考えて欲しい。僕らは彼に大きな喜びをプレゼントできるよう努力したい」

 最後にキエーザは、6日に準決勝で対戦するルイス・エンリケ率いるスペインを警戒した。

「非常に難しい試合になるだろう。相手は僕らと同じでボール保持率が非常に高く、4-3-3と同じシステムでプレーする。しかしピッチでは僕らの方がポジションチェンジなど、攻守両面においてダイナミックな動きができる。スペインを真似しているわけではないが、プレーに関して同じような哲学を持っていると思う」

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