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[AFCフットサル選手権2012]イランの生ける伝説・シャムサイー「まだまだタイトルに飢えている」

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 アジア・フットサル界の伝説、イランのFPバヒド・シャムサイーは、37歳になった今もアジア王者に不可欠な存在であることを示している。99年からイラン代表でプレーするストライカーは、AFCフットサル選手権で7度の優勝(01、02、03、04、05、06、08)を経験し、個人でも7大会(01、02、03、04、05、06、08)で得点王に輝き、3度(05、07、08)大会MVPに輝いている。前回大会は出場していなかったが、今大会で4試合で4得点を挙げているシャムサイーは、afc.comに対し「まだまだタイトルに飢えている」と語った。

 10年大会に欠場した際には、引退も噂されていたシャムサイーだが、まだユニフォームを脱ぐのは早いと語っている。

「僕の状態が良く、代表に選ばれて、同じレベルでプレーを続けることができれば、引退する必要なんてないだろう。この先もできるだけのトロフィーを国のために勝ち取りたい」と、すでにイラン代表として、350以上のゴールを記録しているシャムサイ―は語った。

 10年大会はメンバーから外れたが、イランの国内リーグでは所属クラブを優勝に導く活躍を見せた。この結果、キャプテンマークを巻いて、代表復帰を果たしている。

「僕たちイラン人にとって、AFCフットサル選手権は絶対に獲らなければいけないタイトルなんだ。当たり前のように勝ち取ってきたし、その流れを絶やしたくはない。非常につらいトレーニングを積んで自分の状態を整えてきたし、この大会を戦う代表メンバーに選ばれるようにクラブの試合で結果を残してきた」

 サナイェ・ギティ・パサンドをイランリーグの王者に導いたが、7月1日から6日までクウェートで開催されるAFCフットサルクラブ選手権に出場しない可能性もある。

「確かにリーグ優勝には貢献したのですが、現時点ではサナイェとの契約は終わっています。もし、僕のプレーが必要であれば、AFCフットサルクラブ選手権にも喜んで出場したいと思っています。大陸別の大会に出場できるのは、非常に名誉なことでもありますからね」

 シャムサイーは、自身にとって8度目となるタイトルを獲得できるだろうか。イランは30日にW杯開催国のタイと準決勝を戦う。
[写真]01年に日本代表と戦った際のシャムサイー。多くのタイトルを得たが、まだまだ満足はしていない

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