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[Fリーグ]後半、府中の猛攻に耐えた浦安が粘り強く今季初勝利!!

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[6.17 F第2節 浦安 2-1 府中 代々木第一]

 Fリーグは17日、代々木第一体育館で第2節を迎え、第5試合はバルドラール浦安府中アスレティックFCが対戦した。前半4分にFP中島孝の得点で先制した浦安は、11分にもセットプレーからのゴールで、府中を引き離す。前半にセットプレーから1点を返された。後半も1点を追う府中が猛攻を仕掛けたが、日本代表GK藤原潤が得点を許さず、前半終了時と同じ2-1で試合を終えた浦安が、府中を退けた。

 前日に行われた第1節で北海道と引き分けた浦安と、大分に2-3で敗れた府中にとって、ともに今季初勝利を目指す試合となった。一進一退の攻防が続く中、先手を取ったのは浦安だった。4分、FP小宮山友祐のパスを受けた中島が右サイドを抜け出し、右足を振り抜いてゴールネットを揺らす。1-0と浦安が先制した。さらに11分にもセットプレーからFP深津孝祐が追加点を挙げて、リードを広げる。

 府中もセットプレーから1点を返す。前半16分、FPダンタスのパスからFP柴田祐輔がゴールを決めて、2-1と1点を返す。17分には府中PA内で日本代表FP稲葉洸太郎がドリブルを見せ、府中の選手たちを翻弄する。18分にも稲葉は中島とのワンツーからシュートを放ったが、これはGK村山竜三の正面に飛んだ。

 19分には開幕直前に府中に加入した新外国人FPロドリゴが、ボールをまたぐフェイントを織り交ぜたドリブルで仕掛け、会場を沸かせる。しかし、得点は生まれずに2-1で浦安がリードして前半を折り返す。

 後半に入っても、互いに譲らない膠着した展開が続く。後半10分には、FPダンタスが強烈なシュートを放つが、GK藤原潤がセーブ。同13分にもダンタスがゴールを狙ったが、FP高橋健介が対応し、シュートをブロック。攻め手を強める府中は15分にもダンタスのキープから、柴田が抜け出し、右サイドからシュート。しかし、ボールは右に外れ、追加点を挙げることはできない。その直後にも府中はFP完山徹一のシュートがゴールマウスに飛んだが、浦安の中島がゴールライン上でクリアーして、同点ゴールを許さない。

 同19分にもダンタスがPA内でフリーになるが、シュートはGK藤原に止められる。そのこぼれ球を回収したダンタスが、FP山田ラファエル・ユウゴにパス。山田の強烈なシュートも、GK藤原が抑える。さらに府中の猛攻は続く。残り30秒、ダンタスの強烈なシュートは左ポストに当たる。さらに山田のシュートも浦安DFの体を張ったブロックに跳ね返された。残り16秒で完山をGKにしたパワープレーに出た府中は2度の決定的なシュートを放ったが、これもGK藤原が止めた。

 この試合のマン・オブ・ザ・マッチには、小宮山が選ばれた。インタビューに応じた小宮山は「僕はてっきり藤原だったので、悪いなと思います。(藤原は)普段はボーっとしているのですが、試合中はやってくれるので頼りになります。昨日の試合も勝ちたかったのですが、勝てなかったので、今日はどんな内容でも良いので勝利がほしかった。集まってくれた多くの人たちと勝利を喜ぶことができて良かったです。僕たちは挑むしかないと思っていますので、チャレンジしないと大きな結果を出せません。これからもチャレンジャーの気持ちを忘れずにやっていきたいと思います。今年はフットサルW杯もあります。アジア選手権で優勝できましたが、本当の目標はW杯で結果を残すことなので、そのためにもこのFリーグで切磋琢磨することが大事だと思います。2日間、多くの方に足を運んでもらえてうれしく思います。みなさんの心に訴えかけられるプレーができたと思います。また、足を運んでください。ありがとうございました」とコメントした。

 勝利した浦安は、第3節にアウェーで神戸と対戦する。一方、府中もアウェーで浜松と対戦する。

第2節 第5試合の結果
バルドラール浦安 2-1 府中アスレティックFC
[浦]中島孝(4分)、深津孝祐(11分)
[府]柴田祐輔(16分)

第1試合 バサジィ大分 4-1 デウソン神戸
第2試合 シュライカー大阪 3-2 ペスカドーラ町田
第3試合 アグレミーナ浜松 1-3 エスポラーダ北海道
第4試合 湘南ベルマーレ 2-4 名古屋オーシャンズ

(取材・文 河合拓)

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