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[第18回フットサル全日本選手権]地域リーグ対決を制したフウガ、4大会ぶりの4強進出

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[3.15 フットサル全日本選手権 準々決勝 フウガすみだ5-1デリッツィア磐田 代々木]

 フットサル全日本選手権は15日に準決勝を行い、第3試合では関東リーグのフウガすみだと東海リーグのデリッツィア磐田が対戦した。開始28秒で先制したフウガすみだは、前半を3-1とリードして折り返す。後半も2点を加えたフウガすみだが5-1で勝利し、優勝した2009年大会以来、4大会ぶりとなる4強進出を決めている。

 フウガすみだは、GK大黒章太郎、FP金川武司、諸江剣語、宮崎曉、太見寿人の5人で試合をスタートさせた。対するデリッツィア磐田は、GK松井里志、FP鈴木孝博、門田雄輔、千葉武、鳥居祐希がスターティングファイブに名を連ねている。
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 試合はいきなり動く。開始28秒、FP太見寿人の落としたボールをFP金川武司がゴールに蹴り込み、フウガすみだが1-0とリードする。その後もデリッツィア磐田を押し込むフウガすみだだが、得点を挙げることはできない。立ち上がり、フウガすみだのプレスに面食らったデリッツィア磐田も、徐々に落ち着きを取り戻し、速攻からチャンスをつくったが、シュートを枠に飛ばせず、得点を挙げることはできなかった。

 前半12分にはFP外川海斗がシュートを放ったが、GK松井里志に防がれる。その直後にもFP諸江剣語が左サイドに展開したボールを、FP宮崎曉が折り返したところを太見がシュートしたが左ポストを叩いた。攻め続けるフウガすみだは、前半14分に左サイドの宮崎が右ゴールポスト前にポジションをとった太見にパス。太見は冷静にゴール前に落とすと走り込んだFP半田徹也がシュートを蹴り込み、点差を広げる。さらに同15分にも今度は右サイドから宮崎→太見→半田とパスがつながって、半田が2点目を記録した。

 デリッツィア磐田も前半18分、速攻から左サイドを抜け出したFP蔭平広大が左足でシュートを決めて、1点を返す。このまま3-1でフウガすみだがリードして、前半を終えている。

 後半3分、デリッツィア磐田はFP鳥居祐希が最前線まで飛び出して、シュートを放ったがGK大黒章太郎の好守に阻まれた。同5分にも左サイドからFP河合高宏がトーキックでゴールを狙ったが、シュートは右に外れている。

 リトリートしたデリッツィア磐田に苦しんでいたフウガすみだだったが、後半8分、GK松井が投げたボールをカット。速攻に転じると、太見がゴール前に入れた浮き球を宮崎がヘッドで流す。そこに飛び込んだ金川が頭で押し込み、チーム4点目を挙げた。

 後半14分にはフウガすみだは、FP岡山和馬が左サイドをドリブルで切り裂き、ゴール前にラストパス。しかし、これはわずかに中村に合わなかった。直後にもFP神尾佳祐が左に展開したボールをFP岡山和馬が折り返すと、ゴール前に飛び込んだFP早川祐樹がボールに合わせたが、シュートは右へ外れて行った。フウガはスタートのセットをベンチに温存しながら戦ったが、疲労の目立つデリッツィア磐田からチャンスをつくり続ける。

 試合時間が残り1分を切り、ファーストセットをピッチに戻したフウガすみだは、宮崎がドリブルでDFを突破し、GKを引き付けて太見にパス。太見は無人のゴールに難なくボールを流し込み、フウガすみだが5-1の完勝を収めている。
(取材・文 河合拓)
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