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[Fリーグ]第2節 府中vs名古屋 試合後の両チーム監督、主将コメント

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[6.29 Fリーグ2014/15第2節 府中3-4名古屋 代々木]

 Fリーグは29日、第1、2節を代々木第一体育館で行い、府中アスレティックFC名古屋オーシャンズが対戦した。試合は名古屋がエースのFP森岡薫の2ゴールもあり、4-3で府中に勝利している。

以下、試合後の両チーム監督、主将コメント
▽府中アスレティックFC
谷本俊介監督
「まず開幕戦で負けてしまったところから、今日の相手は名古屋というところで、当然、『初戦・神戸に負けた府中が名古屋に勝てるわけない』ということは大勢の方が思うところだったと思います。でも、僕らは本気で名古屋に勝てると信じて、今日の試合に臨みました。結果的に、途中で勝つチャンスはあった試合はできましたが、最終的に相手に競り負けたことについては、相手の地力をほめるしかないと思います。僕らはそこに少しでも追いつける、追い抜く力を残りの31試合で付けて行くだけだと思います。今日、大勢のお客さんの前で、観客からすれば面白い試合ができたということは、誇りに思うべきことなので、そこは選手に対して感謝の気持ちを伝えたいと思います。来週、また試合は続きますが、そこに向けて今日できたこととできなかったことを整理して、名古屋だからこういう試合ができたと言われないように、次の試合も良い試合を。良い試合というのは、勝って初めて良い試合といえると思うので、初勝利を次の3節でつかみたいと思います」

―パワープレーを選択した理由は?
「当然、勝つ手段として、点を取りに行かないといけない状態でした。(名古屋に)5ファウルがたまっていたので、うちの1対1仕掛けられる選手を入れて、ノーマルの攻撃で攻めて、第2PKが取れれば、そこで勝機を狙う選択肢もありましたが、僕たちにも疲れが見えていたので、パワープレーを選択して、そこで点を取る手段として使いました」

―小檜山選手と柴田選手を起用した理由は?
「彼らは100%の状態であれば、いつでもピッチに送り出せる、信頼できる選手ですが、残念ながら彼ら2人はケガの影響で満足に練習できていない状況で、なかなか使いどころが難しい状況でした。初戦、メンバーに入れたのですが使わなかったのですが、さすがにセントラル2連戦の2試合、最初の試合をFP8人で戦った部分があり、消耗していたので彼らにも頼らざるを得ないというところで、試合に起用してきました。小檜山はパワープレーの一つのオプションとして最後の最後までとっておいたカードとして使い、柴田に関しては前線からのDF、彼のそこの特長を生かすべく、しんどいところで彼を使いました」

●FP皆本晃主将
「今日の試合は名古屋が相手ということで、僕たちは名古屋との相性がすごく良いと思っているので、こういう試合ができることは分かっていました。やっぱり、こういうゲームは勝たなければいけないと思っています。勝負を分けたところは、セットプレーだったり、本当に小さな部分なのですが、それはやっぱり積み重ね、積み重ねで、ゲームの中で少しずつ押し込まれて押し込まれてってなっていく中で、(名古屋に)そういうチャンスが増えてしまって、こういう結果になってしまったかなと思います。こういうゲームを勝てるように、もっともっと自分たちが成長していかないといけないと思っています。次の試合は、また別の顔をしたゲームになると思います。名古屋はどうしても格上になりますので、どうしても守備の時間が長いゲームになります。そういうゲームになるとうちは力を発揮できるのですが、次の試合というか、名古屋戦以外は毎試合、五分五分のゲームになると思うので、自分たちがボールを持ったときに、どういう攻撃ができるかが大事だと思います。そういう部分をしっかり修正して次の試合に向かいたいと思います」

▽名古屋オーシャンズ
●ビクトル・アコスタ監督
「この勝利は、大変嬉しいです。昨シーズンはセントラル2試合で、私たちは1試合目に勝ち、2試合目に引き分けました。今回は2連勝で来たことは、非常に良かったと思っています。昨日の疲れもある中で、こういうゲームができたことは良かったと思います。今日の対戦相手は体も強く、フィジカルのあるチームで、こういう展開、相手が守備的に回ってカウンターを狙ってくることは予想していました。苦しめられましたが、これからもそういう相手との試合は課題になってくることだと思っています。そういうチームとの対戦は難しいですが、そういう対戦相手でもゲームをつくりあげ、点を取らないといけません。同じ姿勢で戦ってはいけないチームです。やはり相手チームは、そういうチームだからこそ守備に回ってカウンター、相手としてはやりやすい部分があります。私たちは良いゲームをしないといけない責任がありますが、常に良いゲームができるとは限りません。その中でも、こういうゲームに勝てたことは大切なことだと思いますし、今日は良かったと思います」

―勝ち越した直後に失点したが原因は?
「守備に回ったチームと戦うときは、ポゼッションを高くしないといけません。その中で一つのミスが相手のビッグチャンスにつながります。すべてのカウンターを防ぐのはできません。私たちは攻撃的なチームですから、そこでより安定したパス回しをしないといけません。それでも今日は運があまりよくなく失点した面もありますし、昨日の疲労もあってプレーの精度を欠いたかもしれません。いろいろな原因があったと思うので、あらためて振り返ってどこに課題があるかを見極めていきたいと思います」

―他試合も見ていたが、今季はどんなリーグになりそうか?
「今日の試合がとか、府中が、というわけではありません。ただ、私たちと対戦するときは、多くのチームが守備を固めて、そこでカウンターを狙ってきます。それも一つの作戦でしょう。ですが、そういう戦いだけをしていると、私たちだけではなく、他と戦ったときに、より攻撃的に、点を取りに行かないといけないという状況になったときに、攻撃しきれていない。ただ、私たちと死ぬ気で来ている、勝ち点3を狙いに来ているのかもしれませんが、もっと積極的なプレー、攻撃的な点を取りにくるゲームがもっとあった方が良いのかなと思います。ちょっと、守備、守備、守備と、失点を恐れていることを強く感じるので、リーグ全体が発展しているのは確かですが、そういうところをもっと積極的にしてほしいというのはありますね。もちろん、名古屋に勝ちたいという気持ちがあるのは分かりますが、名古屋に勝てば優勝できるわけでもありません。名古屋と対戦することになったら、私も戦い方を勝利を目指すように変えるかもしれません。でも、12チームあって、リーグがレベルを上げていくためには、お互いが戦うときに、ゴールを狙いに行く、勝ちに行くっていう取り組みが大事だと思います。あくまでこれはリーグ全体の印象で、特定のチームや監督について意見しているわけではありませんよ」

▽FP吉川智貴主将
「今日のゲームは非常に難しいゲームでした。相手が引いてカウンターを狙ってくるということで、こちらとしてはボールの失い方が悪い部分もありました。そういうところは改善していかないといけません。このセントラルで連勝できたのはチームにとって大きいことですし、次からも自分たちの良さを出して戦っていきたいと思います」
(取材・文 河合拓)

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