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[選手権]三枝ハット!千葉商大付、4発快勝で目標の千葉16強入り王手

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[8.24 全国高校選手権千葉県予選決勝T1回戦 佐原白楊1-4千葉商大付 グラスポ]

 第91回全国高校サッカー選手権千葉県予選は24日、決勝トーナメント1回戦を行い、佐原白楊対千葉商大付戦はFW三枝丈二(3年)のハットトリックの活躍など4-1で千葉商大付が勝った。

 千葉商大付が目標の16強進出へ王手をかけた。千葉商大付は前半からスピードに乗ってスペースへ飛び出す選手を上手く活用する、連係の良いサッカーを披露。キープ力の高いMF安井哲平と常に相手の背後を狙っていたMF早川諒(3年)、そして運動量のある右の岡直希(3年)と左の澤井想平(2年)の両SBもアクセントに攻めると前半26分、インターセプトした三枝が右足シュートを決めて先制する。

 さらに28分にもMF清矢光流(3年)のスルーパスから三枝が左足ループを決めて2-0とすると、FW河野恭汰(3年)も加点して前半を3-0で折り返した。佐原白楊は“要注意人物”の10番FW田村嘉基(3年)とキープ力高いMF秋山祥希(3年)にMF高木健太郎(2年)やMF大貫大地(3年)を絡めた攻撃で反撃するもの、千葉商大付は後半にも三枝がミドルレンジから鮮やかな右足シュートをゴールへ叩きこんで4-0。佐原白楊は右サイドからのラストパスをコントロールした交代出場のMF和知楓真(2年)のゴールで1点を返したものの、大塚晃弘と山田憲眞(ともに3年)の両CBが安定していた千葉商大付はGK橋口祐太(2年)の好守など2点目を許さず、快勝で2回戦へ進出した。

 千葉商大付の島田健司監督は「相手の弱点であるCBの間を上手く取れていたけれど、4点も取れるとは思っていなかった」と思い描いていた以上の戦いをしてのけた選手たちを賞賛。次は総体千葉県予選で逃した16強入りを懸けた2回戦で強豪・暁星国際と戦うことが決まった。「インターハイは頑張って自分たちよりも格上の相手に粘って勝つことができた。食らいついてやりたい」と指揮官。3得点の三枝も「ベスト16はまだ行ったことがない。頑張ります」と必勝を期していた。 

[写真]キープ力を発揮した安井(右)ら中心に攻めた千葉商大付属が4発快勝
(取材・文 吉田太郎)
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