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[選手権]選手宣誓に決定した神戸弘陵の湯川主将「正直ラッキーでした」

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 選手宣誓は兵庫県代表・神戸弘陵の湯川彗太(3年)主将に決定した。開幕戦を戦う熊本国府(熊本)と國學院久我山(東京B)の2校を除いた46校から行う抽選で決定。発表された瞬間は無表情だった湯川主将からは意外な言葉が返ってきた。

 組み合わせ抽選が終わり、選手宣誓校の抽選が行うため、元日本代表の城彰二氏が登壇した。抽選中、多くの主将とともに湯川も俯いていたが、「正直引いてほしいな」と淡い期待を抱いていた。

 ただ城氏が神戸弘陵の組み合わせ番号『45』を引くと、無表情になった。「本当に来ると思っていなかったのですごくびっくりしました」。だがすぐに実感がわいてきたようで、「開幕戦か選手宣誓をやってみたかったので、正直ラッキーでした」と笑顔を見せた。

 国立改修前、最後の大役。「“国立最蹴章”ということで今年は特別な年というのを全国に伝えたい。高校サッカーの素晴らしさというのも見ている人たちにしっかり伝えられたらいいと思います」と気を引き締める。

 選手宣誓の翌日31日には神戸弘陵はフクダ電子アリーナで札幌大谷(北海道)と1回戦を戦う。「やっぱり、全国的に見て兵庫県と言えば滝二。だから、この大会で『兵庫県に弘陵があるんだぞ』と示したい。そのためにしっかり結果を残していきたい」と意気込んだ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 清水祐一)
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