矢板中央GK山梨卯月が魂のPKセーブ「止められる気しかしなかった」
[11.4 選手権栃木県予選決勝 佐野日大高0-3矢板中央高 栃木グ]
相手に傾きかけた流れを断ち切るビッグセーブだった。
2点リードで折り返した矢板中央高だったが、後半立ち上がりから佐野日大に攻め込まれた。そして後半12分、主将MF稲見哲行(3年)がエリア内でFW篠原博樹(3年)を倒してしまう。
しかしそこに立ちはだかったのがGK山梨卯月(3年)だった。「キャプテンがファウルしちゃったので、責任を負わせられない」とPKスポットにセットされたボールに集中。右に飛んで篠原のPKを止めると、こぼれ球にもしっかり反応。ファウル覚悟でなだれ込む相手にボールを触れさせなかった。
PKには自信があるという。普段の練習から止めることが多く、今回も「止められる気しかしなかったです」と胸を張る。卒業後は電気関係の専門職に就くため、サッカーは今大会で区切りをつけることになる。「全国に行きたいって思いは強かった」と顔をほころばせた守護神は、「全国でも無失点で、PKがあっても無失点で優勝を狙ってやりたい」と力強く話した。
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017
相手に傾きかけた流れを断ち切るビッグセーブだった。
2点リードで折り返した矢板中央高だったが、後半立ち上がりから佐野日大に攻め込まれた。そして後半12分、主将MF稲見哲行(3年)がエリア内でFW篠原博樹(3年)を倒してしまう。
しかしそこに立ちはだかったのがGK山梨卯月(3年)だった。「キャプテンがファウルしちゃったので、責任を負わせられない」とPKスポットにセットされたボールに集中。右に飛んで篠原のPKを止めると、こぼれ球にもしっかり反応。ファウル覚悟でなだれ込む相手にボールを触れさせなかった。
PKには自信があるという。普段の練習から止めることが多く、今回も「止められる気しかしなかったです」と胸を張る。卒業後は電気関係の専門職に就くため、サッカーは今大会で区切りをつけることになる。「全国に行きたいって思いは強かった」と顔をほころばせた守護神は、「全国でも無失点で、PKがあっても無失点で優勝を狙ってやりたい」と力強く話した。
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017