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昨年全国4強の佐野日大は県大会決勝で涙…「プレッシャーを跳ね返したかった」

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佐野日大は栃木県大会決勝で涙

[11.4 選手権栃木県予選決勝 佐野日大高0-3矢板中央高 栃木グ]

 前回大会で全国ベスト4の成績を残した佐野日大高だが、今年は全国行きの切符を掴むことが出来なかった。「プレッシャーはあったが、そのプレッシャーを跳ね返したかった。悔しいけど真摯に受け止めたい」。目は赤らんでいたが、主将MF福澤力(3年)は気丈に振る舞った。

 立ち上がりから後手に回った。190cmFW望月謙を目がけて蹴り込まれるハイボールに苦戦。そしてセットプレー2本から失点し、前半を2点ビハインドで折り返した。後半は押し込む時間帯もあったが、12分に獲得したPKをFW篠原博樹(3年)が失敗。逆に同29分にダメ押し点を奪われてしまった。篠原は「自分が決めていれば…。悔しいです」と声を詰まらせながら振り返るのが精いっぱいだった。

 選手権で全国に返り咲く目標は叶わなかったが、県リーグの戦いは残っており、11月25日に行う最終節では、矢板中央との再戦が待っている。「そこでは負けられない」(福澤)。前期の対戦でも0-1で敗れているだけに、佐野日大の最後の意地を見たいところだ。

(取材・文 児玉幸洋)
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