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初出場・市立長野が節目の第100回大会に挑む…主将・尾崎裕人「チャレンジャーの気持ちを忘れず、しっかりいい準備を」

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 第100回高校選手権では、初出場チームが2つ。そのひとつが市立長野高(長野)だ。初戦の相手は、3年ぶりの選手権となる東山高(京都)。記念すべき節目の大会で最大の挑戦が始まる。

 市立長野は、今夏のインターハイでは県予選の準決勝で敗退。しかし、秋から始まった選手権の県予選では、無失点のまま決勝に進出する。対戦相手の長野日大高との初出場を懸けた争いは、市立長野が2度リードを許す展開に。だが、2-2と同点に追いつくと、後半31分にMF木下武蔵(3年)がハットトリックとなる逆転ゴール。試合をひっくり返し、3-2で選手権切符を掴んだ。

 主将のDF尾崎裕人(3年)は、東山との対戦に「全国の中でも数ある強豪校だと思うので、チャレンジャーの気持ちを忘れず、しっかりいい準備をしていきたい」と謙虚な姿勢。「自分たちの特長はパスサッカーだと思うので、全国の舞台でも、しっかりと自分たちのサッカーができればいいなと思います」と自信も垣間見せる。「自分たちに関わってくださるすべての方々に感謝して、ひとつでも多く勝てるように、一戦一戦全力で頑張りたいと思います」と意気込みを伝えた。

 東山も油断はない。主将のMF木下慶(3年)は「対戦経験はなく、市立長野さん自体も選手権初出場ということで、相手のことはわからない」と語りつつ、「初戦はどこが相手でも、難しい試合になることは想定していた。しっかり準備をして、初戦に挑みたい」と気を引き締める。「試合に出ていないメンバーも含めたチーム全体のまとまりが、僕たちの強みのひとつ。ただ出るという形で名を刻むのではなく、しっかり日本一という形で結果を残して、全国大会で名を刻みたいと思っています」と目を光らせている。

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