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トルメンタを出させない青森山田の圧倒的な強さ…松木「警戒した」CKは1本も与えず

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圧倒的な強さを発揮した青森山田高(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.8 選手権準決勝 高川学園0-6青森山田 等々力]

 青森山田高が圧倒的な強さを発揮し、相手のストロングを封じた。高川学園高は旋風を巻き起こした妙技「トルメンタ」(スペイン語で「嵐」)など、トリッキーでユニークなセットプレーが強みだった。しかし、圧倒的な試合内容で相手にセットプレーの機会をほとんど与えず、そのチャンスさえ封じ切った。

 FC東京内定MF松木玖生主将(3年)は「いかに自陣でセットプレーの機会を与えないかというところは、ミーティングでも話していた。独特なコーナーキック、フリーキックは警戒していた部分」と振り返った。試合を掌握した青森山田はスコア6-0、シュート数18対2と圧倒。相手にコーナーキックの機会を1度も与えず、逆にセットプレーから3得点を奪取した。

「一番はコーナーキックを与えないこと」と強調した黒田監督は「シュートを打たせれば体に当たってコーナーになったりもする。シュートを打たせないことを含めて、我々が年間を通じて志向していること。決定打も作られることなく出来たのが良かった」。隙のない戦いぶりを見せたチームを称えた。

(取材・文 佐藤亜希子)

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