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[ゲキサカ×高校選抜候補]大津MF薬師田澪「4年間でしっかりと鍛えて、青森山田のダブルボランチとマッチアップしたい」

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183cmの大型ボランチ、大津高MF薬師田澪がサイドへ展開。(写真協力=高校サッカー年鑑)

 第100回全国高校サッカー選手権の終了後、2022年日本高校サッカー選抜が選考合宿を行った。第100回全国高校サッカー選手権の大会優秀選手を中心に選出された候補選手たちが紅白戦や練習試合を実施し、日本高校選抜メンバー入りを争った。日本高校選抜はこの後、「NEXT GENERATION MATCH」(2月12日、日産)などに出場する予定。ゲキサカは2022年の日本高校選抜をサポートするsfida(スフィーダ)と『高校サッカー年鑑』(講談社)の協力で選考合宿参加選手にアンケート取材を実施した。

 183cmの大型ボランチ、MF薬師田澪(3年=宇城市立小川中出身)は自身初の選手権で印象的なプレー。球際での強度、ヘディングの強さに加え、正確なミドルパスやスルーパスでチームを勝たせる力を持つMFは、大津高(熊本)にとって初の決勝進出に大きく貢献し、大会優秀選手、日本高校選抜候補に選出された。選考合宿でも中盤中央で前へ行く力や長短のパスを発揮。公立の中高出身の大器が、選手権の感想や選考合宿で感じたこと、2022年の目標などについてコメントした。

■着用スパイクとその理由
ミズノ モレリアネオ(MORELIA NEO)Ⅲβ
「自分の足にフィットして履きやすいから」

■進路(1、2年生は希望)
法政大

―第100回高校サッカー選手権の感想を教えて下さい。個人として良かったこと、悪かったことは?
「個人として良かったことは、まずは良い守備から良い攻撃ができていたことと、守備の時は味方のセンターバックの間に入って、5バックになるように主に今大会は意識して、やれていて良かったです。悪かったことは、もっと攻撃参加して良かったと思います。もっと後ろからのミドルシュートだったり、セットプレーからの得点に絡めなかったことが悪かったところです」

―日本高校選抜候補に選ばれた感想、合宿の感想を教えて下さい。
「素直に高校選抜に選ばれて嬉しかったです。日本の高校生が集まる合宿に選ばれて、さらに気が引き締まり、日本の代表として呼ばれているのでしっかり23人の中に選ばれて、高体連の代表として、まずは(「NEXT GENERATION MATCH」で)川崎フロンターレU-18にしっかりと勝ちたいと思います」

―誰にも負けたくない武器と、2021年に最も成長したところは?
「武器はヘディング、ロングキック、ミドルシュートです。成長したところは、ロングキックとミドルシュートです。ロングキックでは、強弱をつけられるようになったし、ミドルシュートでは、朝練で磨き上げてきたことが今の結果になっていると思います」

―これまで対戦、またはチームメート(選抜・代表含む)で半端ないと思った選手は?
「静岡学園の玄理吾選手です。インターハイで対戦した時にボールを取られない、守備範囲が広い、パスの強弱を使い分けられる、何でもできるプレーヤーで半端なかったです」

―自分が影響を受けた選手、影響を受けた指導者は?
「選手は(チームメートの)森田大智です。小柄ですけれども、1年間ボランチを組んで相当走ったりして、守備もできて、とても刺激を受けました。指導者は、平岡和徳先生(大津高校総監督)です。24時間をデザインすることでやはり1日の時間を無駄なく、有効につかうことを常に言われてきたからです」

―2022年と将来の目標をそれぞれ教えて下さい。
「今年の目標はまずは大学の方に進学をして、1年生からレギュラーで出て、チームに貢献をすることを目標にやっていきたいと思っています。将来の目標はプロサッカー選手になること。必ず4年間でしっかりと鍛えて、青森山田のダブルボランチ(松木玖生と宇野禅斗)とマッチアップしたいと思います」

(取材協力=スフィーダ、『高校サッカー年鑑』)
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