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優勝した前回大会はケガで不在…青森山田DF多久島主将、2年ぶりの選手権に感慨「だれよりも…」

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選手権のピッチに戻ってきた青森山田DF多久島良紀(左)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 青森山田 1-0 広島皆実 ニッパツ]

 2年ぶりに選手権のピッチに戻ってきた。青森山田高(青森)のDF多久島良紀主将(3年)がセンターバックでフル出場。前回大会の青森県予選ではサイドバックのレギュラーだった多久島だが、予選後に重傷を負い、長期離脱。MF松木玖生(現FC東京)らを擁し、全国制覇した大会のピッチに立つことはできなかった。

「選手権に対してはだれよりも強い気持ちがある」。1年時に準優勝した20年度大会も登録メンバーに入っていた多久島は2回戦の広島皆実戦に途中出場。くしくも同じ広島皆実が相手だった初戦で2年ぶりの選手権出場を果たし、「1-0で、後ろは無失点で終われたので良かった」と完封発進に貢献した。

 この日はスタンドで松木らOBも観戦していた。「厳しいリハビリに耐えてきた成果を見せようと思っていたし、応援が力になった」。連覇に向けて「先を見すぎず、一戦一戦やりたい」と足元を見つめる多久島は「パフォーマンスは初戦にしては良かったと思うし、まだまだ詰めるところはある。個人としてもチームとしても次につながる試合になった」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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