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[大学選手権]熊本内定の鹿屋体育大MF山崎主将は中盤、SBで目標への第一関門突破

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[12.19 全日本大学選手権1回戦 鹿屋体育大2-1高知大 BMWス]

 鹿屋体育大のロアッソ熊本内定MF山崎侑輝主将(4年=F東京U-18)が2つのポジションで初戦突破に貢献した。

 本職の右SHとして先発した前半は正確な技術でパスワークに絡み、また鋭い縦への突破で相手ゴールを狙った。そして後半開始からは守備に重きを置いたチームの中で右SBへポジションチェンジ。チームは後半36分に退場者を出して10人での戦いを強いられたが、対人の強さと仲間を鼓舞する声、そして自信を持っている運動量を最大限に発揮して勝利へ導いた。

 この日、CKのキッカーとして決勝ゴールも演出した山崎は鹿屋体育大で1年時からインカレを経験。だが2度準々決勝で敗れるなど4強入りすることができていない。だからこそ「チームとしては目標は優勝。ただ、個人としては1年から4年連続でインカレに出ているんですけど、2回戦以上は突破したことがないので、まずは2回戦。2回戦を勝って、勢いに乗って優勝できればと思っている」と意気込む。

 今年は特別指定選手として登録された熊本でJ2・3試合に出場。その経験も武器に目標へ挑戦する。「(自分自身の持ち味は)1対1のところで攻撃も守備も負けないところと、運動量を活かしてどんどん動き回るというところ。また後ろにいるときは声を掛けてチームを落ち着かせるところをやっていきたいと思います」。まずは前回王者・専修大との準々決勝突破にすべてを懸ける。

(取材・文 吉田太郎)
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