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日本代表が海外組11人で練習試合、浦和ユースに6発快勝

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 6月のW杯アジア最終予選3連戦に向け、埼玉合宿中の日本代表は27日、海外組のみで浦和ユースと30分ハーフの練習試合を行い、6-0で快勝した。前日26日にJリーグを終えた国内組10人も合流。ACL決勝トーナメント1回戦を控えるGK権田修一(F東京)、MF高橋秀人(F東京)、DF酒井宏樹(柏)の3選手を除く22人が集合した。

 国内組と腰痛のFW森本貴幸はクールダウン中心の軽めの調整。練習試合には海外組11人で臨み、CBがDF吉田麻也しかいないため、前半はMF細貝萌、後半はMF長谷部誠が最終ラインに入った。中盤もMF本田圭佑が本来のトップ下ではなく、ボランチでプレー。FW香川真司がトップ下に入り、両サイドをFW岡崎慎司とFW宮市亮が務めた。

 25日の合宿初日から激しいフィジカルトレーニングを重ねてきたうえ、普段と異なるポジションでプレーする選手もいた影響か、攻撃の連係、守備のプレッシングに連動性を欠き、立ち上がりは高校生相手を攻めあぐねた。

 それでも前半16分、香川の左CKからFWハーフナー・マイクが打点の高いヘディングで先制点。同28分には本田のスルーパスに長谷部が飛び出し、右足ミドルシュートを叩き込んだ。

 2-0で折り返した後半は細貝と長谷部がポジションを入れ替えたほか、岡崎と宮市の位置も入れ替わり、岡崎が左サイド、宮市が右サイドに入った。後半4分、高い位置で相手のパスをインターセプトした岡崎が追加点。同12分には細貝のスルーパスから左サイドを抜け出した香川の折り返しがオウンゴールを誘い、4-0と突き放した。

 後半14分には右サイドでボールを持った本田のサイドチェンジをPA内左で受けた岡崎が右足で自身2点目。同21分、DF内田篤人のロングフィードに反応した香川が、前に出てきたGKをかわして無人のゴールに押し込み、6-0とゴールラッシュを締めくくった。

【練習試合】(30分ハーフ)
日本代表 6-0(前半2-0)浦和ユース


<得点者>
[日]ハーフナー・マイク(16分)、長谷部誠(28分)、岡崎慎司2(34分、44分)、オウンゴール(42分)、香川真司(51分)

<出場メンバー>
[前半]
   ハーフナー
宮市 香川 岡崎
 本田 長谷部
長友    内田
  細貝 吉田
   川島

[後半]
   ハーフナー
岡崎 香川 宮市
  細貝 本田
長友    内田
 長谷部 吉田
   川島(→西川)

(取材・文 西山紘平)

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