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宮市がJ最年長ゴールのキングカズに驚嘆、「すごい以上のものがある」

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 日本代表FW宮市亮(ボルトン)がキング・カズに驚嘆した。23日のアゼルバイジャン戦(2-0)に背番号11を付けてA代表デビュー。この日、代表の11番を長年背負ってきたFW三浦知良(横浜FC)がJ最年長得点記録を更新する45歳3か月1日でゴールを決めたことに「すごい以上のものがある。あの年齢で今も前線でやっているのは本当にすごい」と感嘆し切りだった。

 この日行われた浦和ユースとの練習試合(30分ハーフ)には前半は左サイド、後半は右サイドでフル出場。ハーフタイムにはアルベルト・ザッケローニ監督に呼び止められ、身振り手振りをまじえて細かく指導を受けた。

「中に入りすぎたり、外に張りすぎたり、バラつきがあったので修正してくれと言われた」。前半はなかなかいい形で攻撃に絡めなかったが、後半7分にはFWハーフナー・マイクのスルーパスに快足を飛ばして抜け出し、決定的なシュートを放った。

 ゴールは決められなかったが、「(右SB)内田さんがボールを持ったときに裏に抜けられた場面もあった。相手は高校生だけど、こういう意識確認が大事」と、前半からの修正に手応えも口にした。「監督には『スピードが武器なんだから、それを生かすには裏に抜けたり、人を使って出ていくところを意識してほしい』と言われた」。期待のスピードスターに、わずかな時間を見つけて指揮官が“英才教育”を施した。

(取材・文 西山紘平)

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