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福元?海堀?「正GKはフランス戦に先発する方」

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[7.11 キリンチャレンジ杯 日本女子代表3-0オーストラリア女子代表 国立]

 レギュラーメンバーがある程度固定されているなでしこジャパンにおいて、最も熾烈なポジション争いが繰り広げられているのがGKだ。

 この日は背番号1の福元美穂(岡山湯郷)が先発し、後半からは18番を背負う海堀あゆみ(INAC神戸)がゴールを守った。被シュートは福元が2本で海堀が3本、失点はともにゼロとまったくの互角だった。

 佐々木則夫監督は試合後、「今日の試合だけでは判断できない。レベル的には拮抗している」と話し、「これから数日間の練習も含めて見て、フランス戦のスタメンを勝ち取った方が正GKと思っている」と明言した。

 28歳の福元は08年北京五輪に正GKとして出場したが、その後はケガなどもあり、昨年の女子W杯では若い海堀(25歳)にレギュラーの座を奪われていた。ところが海堀はこのところ精細を欠いており、6月のスウェーデン遠征初戦のアメリカ戦で4失点。一方の福元は同2戦目のスウェーデン戦を無失点で乗り切って株を上げ、ロンドン五輪の登録背番号は福元が1、海堀が18と逆転した。

「昨年のW杯であれだけ良いプレーで成果を出した海堀が、僕の目から見るとその後の成長が止まっている。フクちゃんが成長してきているのもある。フランス戦がどうなるか」と佐々木監督。ポジショニングの良い福元か、高さのある海堀か。守護神争いに注目だ。

(取材・文 矢内由美子)

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