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U-23日本代表vsベラルーシ 試合後の選手コメント

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[7.18 国際親善試合(U-23) 日本1-0ベラルーシ ノッティンガム]

 ロンドン五輪に出場するU-23日本代表は18日、英ノッティンガムでU-23ベラルーシ代表と国際親善試合を行い、1-0で競り勝った。オーバーエイジのDF吉田麻也が先発し、同じくDF徳永悠平も後半から途中出場。守備陣が完封に抑えると、後半36分に途中出場のFW杉本健勇が2戦連発となる決勝点を決めた。

以下、試合後の選手コメント

●FW杉本健勇(C大阪)
「(雨の影響で)下もスリッピーだったし、シュートは打っていこうというのがあった。始まってすぐに2本ぐらいカウンターからチャンスがあったけど、そこを決め切れなかったので、あのワンチャンスを決められてよかった」
―2試合連続ゴールとなったが?
「ニュージーランド戦は勝っていながらロスタイムに失点して引き分けた。今日は1-0になってからどういう戦い方をするか、ピッチで話し合って、うまくできた。そこは今日の収穫。1点取ってからも2点目を取りにいく姿勢が大事だし、今日はニュージーランド戦よりもそういう姿勢があった」
―前半を見ていて後半からどんなプレーを意識した?
「前半はボールは回せているけど、最後のところで仕事ができていないというか、シュートも少なかった。真ん中で1回起点をつくって、サイドに散らして攻撃をつくっていこうと思った。後半の方がシュート数も多かった。ただ、決めるべきチャンスが多かったし、そこは決めないといけない」
―J2も含めると公式戦3戦連発だが?
「コンディションはよくなってきているけど、代表ではまだ2点取っただけ。(グループリーグ初戦の)スペイン戦で、本大会で決められるようにしたい」
―先発へのアピールにもなった?
「最初から出たい気持ちはあるし、結果を残し続けていくことが大事。次のメキシコ戦も結果を残せるようにがんばっていきたい」

●MF宇佐美貴史(ホッフェンハイム)
―左サイドからチャンスをつくっていたが?
「流動的にやっていて、左で持ったときにいい形をつくれていた」
―どんなプレーを意識した?
「真ん中だったので、周りのキヨくん(清武)、永井くん、大津くんと絡んで、周りを生かしながら自分も生きるイメージだったけど、縦にボールを引き出せなかった。右でも左でもチャンスをつくることはできたけど、もっとしないといけなかった」
―まだ連係が不十分?
「これからもっと詰める時間はある。今日ですべてを出す必要はないし、オリンピックが始まってベストになればいい」

●DF吉田麻也(VVV)
―右膝の状態は?
「思った以上によかった。強いパスも出せたし、試合をやりながらよくなっている感じがした。かなり不安は激減した。試合に入るにつれてアドレナリンが出たのか、問題なくやれた。明日の朝、リバウンドがなければ、問題ない」
―実際に初めて試合に出てみて感じたことは?
「細かいボール回しは得意だけど、行き詰るところがある。3人目の動きを前の選手は意識しないといけない。ポテンシャルのある選手は多いし、それができれば可能性は広がる。もっと前でボールを回せればいいと思う。今日はなかなか前にボールを付けられなかった」
―出場時間は予定どおり?
「45分よりはもうちょっとやりたいと思っていた。思っていた以上に体が動いて、もっとできると思ったぐらい」
―前半は鈴木、後半は徳永とCBを組んだが?
「トクさん(徳永)は(時間が)短くて何とも言えないけど、安定感があるので問題はないと思う。(鈴木)大輔とはやりながらよくなると思う。2人とは密にコミュニケーションを取ってやっていきたい。僕自身、全体練習に合流して、一緒にやる時間も増えている。よくなる感じはある」
―五輪に向けては?
「初戦がすべてだと思っているし、スペイン戦に全員が100%の力を出せるコンディションにするためにも、次のメキシコ戦が大事になる。トゥーロンでメキシコは強かったと聞いているし、そこで出た課題を修正して、時間は短いけど、1日1日がんばっていきたい」
―守備面の手応えは?
「今日は相手のレベルも……。それでも自分たちが攻めているときのリスクマネジメントだったり、ファーストディフェンスが遅れたときのカウンターへの対応だったり、そういうところの修正はチームとしてやらないといけない。ビルドアップでも後ろで回す時間が長い。もうちょっと早く縦に入れたい」

●DF酒井高徳(シュツットガルト)
―久々の無失点だったが?
「相手があんまりだったというのもあったし、正直、楽にいけた。でも、取られ方が悪くてピンチを招くシーンも前半は何度かあった。結果的に失点ゼロだったのは、トゥーロンもやってきた中ではよかったと思う」
―隣のCBはオーバーエイジの吉田麻也だったが?
「自分が行ったところの次のカバーにしっかり来てくれるし、自分も麻也くんのカバーをしようと、声をかけながらコミュニケーションを取ってできた」
―唯一のフル出場だった。
「何か月ぶりかの90分だったけど、最後まで走れたし、そこは自分なりに評価したい」

(取材・文 西山紘平)

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