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トゥーロンのエジプト戦では2発、宇佐美「借りを返したい」

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[8.1 ロンドン五輪D組 日本0-0ホンジュラス コベントリー]

 初めて五輪のピッチを踏んだ。過去2戦、出番のなかったMF宇佐美貴史は右サイドで先発すると、後半途中からはトップ下にポジションを移すなどフル出場。「あまり良さは出せなかった」と悔しさも残ったが、先発5人を入れ替えた試合で勝ち点1という最低限の結果に貢献した。

「まだ1位通過が決まってなかったから、2位通過にならないようにとは思っていた。引き分けを狙ってはないけど、勝利を狙っての引き分けならいいかなと」

 引き分け以上で首位突破が決まる一戦。メンバーが大きく変わったこともあり、攻撃陣としては難しさもあった。なかなかチーム全体に連動性が生まれず、個で打開しようとするシーンが目立った。

「(ボールを)保持しながらアイデアを出せればよかったけど……」。そう反省した宇佐美だが、「俺にとっては今日が初戦。見るのとやるのとでは違う。90分出て、コンディションは良くなるし、自信にもなる」と力を込める。

 まずは五輪での第一歩。この日の経験と悔しさは決勝トーナメントにぶつければいい。4日の準々決勝で対戦するエジプトには5月のトゥーロン国際大会で2-3で敗れているが、宇佐美はこの試合で2得点。決してイメージは悪くない。「トゥーロンでやられているので、借りを返したい」。虎視眈々とチャンスを待つ。

(取材・文 西山紘平)

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