beacon

主力不在の最終ラインを引っ張る吉田、「いる選手でやるしかない」

このエントリーをはてなブックマークに追加
 主力不在の最終ラインを支える。DF内田篤人、DF今野泰幸、DF栗原勇蔵が出場停止の11日のW杯アジア最終予選・イラク戦(埼玉)。DF吉田麻也(サウサンプトン)とコンビを組むCB候補として8月15日のベネズエラ戦(1-1)、6日のUAE戦(1-0)ではDF伊野波雅彦とDF水本裕貴がテストされたが、ザッケローニ監督は試合後「現時点ではまだ何も決まっていない。次の試合まで何日間かあるので、そこまでに考えたい」と話すにとどまった。

 DFリーダーとしての期待が懸かる吉田は「今ちゃん(今野)が今回はいないので、いる選手でやるしかない。(合宿で)これだけ長く一緒にやれるので、その中でお互いの意思疎通、DFライン全体の連動性を高めたい」と意気込む。「こないだの試合(UAE戦)で選手間の距離が遠いとか、ラインが低いとか課題が出た。そこを修正していきたい」。だれとCBを組むにせよ、できる限りの準備をするつもりだ。

 6月8日のヨルダン戦(6-0)の前半44分に負傷交代し、同12日のオーストラリア戦(1-1)を欠場した吉田だが、吉田が出場していた6月3日のオマーン戦(3-0)もヨルダン戦も失点していない。「1試合半しか出てないので」と苦笑いしながらも「無失点は続けていきたいし、こないだの試合(UAE戦)をスタートに無失点を続けていきたい。DFとしては長い目で無失点を継続的に続けていくことが大事」と、連続完封を誓っていた。

(取材・文 西山紘平)

▼関連リンク
ブラジルW杯アジア最終予選特集

TOP