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[U-17女子W杯]リトルなでしこは白星発進、ブラジルに圧巻5発勝利

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[9.23 U-17女子W杯・GL第1節 日本5-0ブラジル]

 リトルなでしこは白星発進!! アゼルバイジャンで開催されているU-17女子W杯は22日、大会2日目を迎えた。グループCのU-17日本女子代表(リトルなでしこ)は、南米王者のU-17ブラジル女子代表と対戦し、5-0で圧勝した。グループリーグ第2節は26日に行われ、リトルなでしこはニュージーランドと対戦する。

 試合は前半2分に早くも日本が先制に成功する。MF長谷川唯の右CKからショートコーナーを選択。これを受けたMF成宮唯が長谷川へリターン。シュート性の右クロスは相手GKに弾かれたものの、ゴール前へ詰めていたFW増矢理花が押し込み、リトルなでしこが1-0とリードを奪った。

 その後も果敢に攻め込むと前半18分には追加点。中央から崩しにかかる。MF隅田凜の縦パスをゴール正面の長谷川がワンタッチのヒールで流す。PA左へ抜け出した増矢が右足で流し込んだ。増矢の2点目で2-0と差を広げた。その後も4-2-3-1の前線4枚が連動した動きをみせて、ブラジル守備陣を翻弄。圧倒したまま、2-0で前半を折り返した。

 後半開始から日本は選手交代。MF井上綾香に代わって、MF杉田妃和が出場した。後半に入ってもリトルなでしこの勢いは止まらない。後半4分にはダメ押しの3点目。右サイドからドリブルで仕掛けた増矢がコーナー付近から高いクロスを入れる。GKに弾かれたが、成宮がこぼれに反応。ワンタッチで流し込み、3-0と差を広げた。

 さらに後半18分には途中出場の杉田が4点目。右サイドからドリブルで持ち込んだ長谷川が大きくサイドチェンジ。PA左で受けた杉田が冷静に切り返し、DFをかわすと右足シュートを突き刺した。大量得点にも攻撃の手を緩めない日本は、4分後の後半22分には5点目を奪う。PA左へ仕掛けたMF中村みづきがマイナスのパス。これを受けた成宮のシュートはクロスバーを叩くが、こぼれに自ら反応。PA左から中央へ流れると右足シュートを決めた。成宮の2点目が決まり、5-0と試合を決定づけた。

 後半27分に日本は2枚目の交代カードを切る。長谷川に代えて、MF伊藤美紀が出場した。その後も流れは変わらず、リトルなでしこが試合の主導権を握る。同37分には最後の交代枠を使い、DF小島美玖に代わり、DF石井咲希がピッチへ送られた。最後まで手を抜かずに戦い抜くと、無失点のままに試合は終了。5-0の完封勝利で白星発進に成功した。

 試合後、リトルなでしこの吉田弘監督は「勝てて良かったです」と安堵の表情。「普段やっている自分たちのサッカーをやろうと選手たちを送り出した。始まってすぐに点が取れたので、ある意味選手たちはそこで楽になったかなと思う」と選手たちを労いながら、「まだまだミスはあったので、そこは改善したい。まだ予選2試合あるので、そこで勝って決勝トーナメントへ進みたい」と意気込んだ。

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