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カズの早期合流を求めるGK川原「ゴール前の落ち着きは、日本人にはないもの」

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 自身の出身地でも静岡での合宿初日を終え、GK川原永光(名古屋オーシャンズ)は「リカバリーということで、軽い練習になるかなと思ったら、ちょっとキツかった」と振り返った。1か月後には、自身にとって3度目となるW杯が開幕するが「過去1回目、2回目ともグループステージ敗退で、力を出し切れなかったので、今度こそはグループステージ突破を目指して、頑張りたいと思います」と、あらためて意気込みを口にした。

 この日、FP三浦知良(横浜FC)は、練習に合流できなかった。だが、愛知合宿で初めて三浦とプレーした川原は、三浦がフットサル日本代表にとって武器になると話していた。

「単にメディアを多く集めてくれる存在だけでなく、ミゲルも1選手として考えていると思う。実際にプレーしても、シュートはうまい。ゴール前での落ち着きは、日本人にはないもの。ただ、サッカーとの違いの一つに、GKとの近さがある。シュート練習でも戸惑っていたけど、技術はあるけど、距離感をつかめていない感じだった。それはカズさん自身が、ここから詰めていくことだと思うし、僕ら相手に決められないのでは、W杯では決められないと思う。カズさんもそういう気持ちでやっているだろうから、僕らも負けないようにやらないといけない」

 AFCフットサル選手権で優勝した日本だが、ゴール前の決定機を何度も外しており、ミゲル・ロドリゴ監督は決定力不足を課題に挙げていた。その問題を解消する特効薬として、三浦とFP森岡薫に期待を寄せている。フットサル日本代表の守護神も、三浦がフットサルの感覚に慣れるために「早く合流してほしい」と口にした。

 これは余談だが、もう一つ川原が三浦の合流を理由がある。「小さいときから憧れの選手だった」と、目を輝かせて話す川原だが、愛知合宿では三浦にサインをもらいそびれたという。鉄壁の守備を見せるアジアの壁が、思わぬ穴を見せてしまったが、静岡合宿でのリベンジを誓った。「嫁にも頼まれているんでね。明日は絶対にもらいます。明日の昼が勝負です」と鼻息を荒げて、宿舎に向かうバスに乗り込んだ。

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