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[フットサルW杯2012]11/9 練習終了後 カズ選手コメント「悔いのないよう、精一杯やる」

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 フットサル日本代表は9日、決勝トーナメントに向けてトレーニングを再開した。初の決勝トーナメント進出を目指したフットサル日本代表だが、すでに『ベスト8』に目標を上方修正し、良い雰囲気でトレーニングを行った。練習を終えた直後には、対戦相手がウクライナ代表となることが確定。FPカズ(横浜FC)にとって、大会直前に行われた親善試合(3-1)でフットサル代表初ゴールを挙げた縁起の良い相手だが、「チーム力は上がっていると思う」と、警戒を強めていた。

●FP三浦知良(横浜FC)
―対戦相手がウクライナに決まりました。
「決まった? 完全に決まったの?」

―はい。
「スペインか、ウクライナだったんですよね? みんなも話していますけど、どちらとやるにせよ強敵で。まあスペインはブラジルと2強みたいな、チャンピオンだと思いますが、ウクライナもヨーロッパの強豪ですから。うちのやることは変わらないということなので。気持ちだけしっかりと持って、相手がどこでもしっかり、チャレンジャー精神を忘れずにやりたいですね」

―この前の親善試合とは別物になる?
「この前?」

―10月の?
「……。」

―旭川での試合です。
「あったね、そんな試合も(笑)」

―得点も決めていますが。
「昔の話だから(笑)。当然、ウクライナもグループリーグを突破して、ちゃんとした調整をしてW杯で上げてきていると思う。チーム力も上がっていると思うので。でも、うちも旭川のときよりもチーム力が上がっていると思いますからね。僕個人的には、相手がどこでも自分のやることは変わらない。今まで通り、しっかり自分の役割を全うしたいなと思います」

―前回はゴールを決めたが、良いイメージで臨めるか?
「別にそれもないですね。もう全力で、自分があの時も戦おうと思っていましたし、一番最初のブラジルのときもそうでしたけど、とにかく自分のやれることをやるというスタンスは、このW杯に入ってからも変わっていないので。ゴールをしたとか、ドリブルをしたとか、シュートをしたとか、ミスをしたとか。そういうことは一切、関係ない。良い印象とか、そういうところまで、まだ自分自身、到達できていませんから。とにかく自分のレベルを上げて、気持ちのレベルも上げて、技術を最大限に出して。評価を自分でするということはないですね。ただ、本当に悔いのないように、1試合1試合、精一杯、やることが今の自分にとって本当に大事なので。それは、ゴールを決めたらチームが勝ちに近づくという、そのためならゴールを挙げたいし、前向きなプレーをしたい。前向きなプレーをすることでチームの士気も上がるし、ゴールに近づくと思う。それも大事だと思います。そして、チームが勝つことが一番大事なので。ベスト8を目指して行けるように、集中してやりたいと思います。最初は、グループリーグを突破することが最大の目標で、2日前はまだ突破は確定していませんでしたけど、ほぼ大丈夫ということで、チームにも僕にも安堵感というものが、ホッとした部分はありました。でも、あのときも言ったと思いますが、今は、これは絶対に勝ちたいという気持ちと、また新たな緊張感が、また昨日ぐらいから出てきているので、もう切り替わって『目標を達成できたからいい』ではなくて『次の試合も勝って、さらに上を目指したい』という気持ちが強いし、そういう意味で良い緊張感というか、だいぶ緊張してきていますね、気持ちの面で」

―昨日は多少リラックスできた?
「昨日は自由だったので。トレーニングが自由だったので。プールをやる人もいたし、僕は、お昼くらいに走って筋トレをやって調整をしました」

―その後は街中に出掛けて?
「どこが街中かは分かりませんけどね(笑)。そんな感じですね。まぁ、いいじゃないですか」

―昨夜の決起集会は盛り上がった?
「普通に食事をしました。日本食を」

―良い雰囲気だったんですか?
「雰囲気はいつもいいですよ、昨日もよかったし」

―より決勝トーナメントに向けて気持ちが一つになった?
「そうですね、そのときもイランとパナマが試合をやっていたので、その試合で結果をしながら、盛り上がっていましたよ。4―2で終われば、それで日本の相手が決まっていたんですよ。それを誰かが解説しながら見ていました」

―練習中、股間にボールがぶつかりましたが大丈夫ですか?
「ダメです、これからちょっと冷やしてきます(笑)」

(取材・文 河合拓)

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