beacon

[練習試合]U-18代表エースがさすがの一撃!南野が失点直後に同点弾!!

このエントリーをはてなブックマークに追加

[6.12 練習試合 U-18日本代表候補1-3千葉 ユナイテッドパーク]

 U-18日本代表のエース、FW南野拓実(C大阪)が2試合連続で結果を残した。対外試合で初めて戦うJクラブ、千葉のプレッシャーの速さの前にこれまで以上に判断の速さと攻撃の精度が求められたU-18代表は、素早いパスワークで対抗したが、相手の守備網をなかなか突破することができなかった。それでもJ1で出場を続けるストライカーは前線で存在感。39分にはDF間へ鋭く切れ込んで突破すると、決定的なシュート。これはGKの好守に阻まれたが、先制された直後にゴールを破る。

 1本目終了間際の44分の失点でチームにはやや落胆の色が見えた。だが南野はその重い空気を一瞬で振り払う。左中間でMF小屋松知哉(京都橘高)からパスを受けると縦に仕掛けてディフェンスラインを突破。相手DFのスライディングよりも一瞬早く左足を振りぬいてエースの仕事を果たした。南野は「きょうは内容と結果にこだわっていった。最低でも引き分け、そして勝つことを目指していた」というだけに1本目を1-1、試合を通して1-3という結果に満足感はなし。むしろ「(自分には)2つのチャンスがあったけど、最初のチャンスを決めていれば先制できていた」と悔しがっていた。

 それでも沈みかけたチームを一瞬で蘇らせた一撃はさすが。エースとして期待されながら納得のいく結果を残すことのできなかった11年U-17W杯から「今回に懸ける思いは強い」とU-18代表を引っ張る決意の南野は11日の順天堂大戦に続くゴールで結果を残し続けている。今後の難しい試合でもゴールを決めて、次はチームに勝利をもたらす。

(取材・文 吉田太郎)

TOP