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「僕は宮城代表、東北代表」、今野が東北での代表戦に闘志

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 日本代表は12日、仙台市内に集合し、14日のウルグアイ戦(宮城ス)に向けて合宿を開始した。練習前には11年3月11日の東日本大震災で被災した宮城県内の小中学生約250人との交流会も行われ、選手が子供たちの質問に答えたほか、一緒に記念撮影するなど貴重な時間を過ごした。

 アルベルト・ザッケローニ監督から「仙台の英雄」と紹介された仙台市出身のDF今野泰幸(G大阪)は「常々、僕は宮城代表、東北代表の今野という気持ちでプレーしている。明後日は宮城でプレーできるので、泥臭いプレー、最後まであきらめないプレーを見せたい」と、震災後初となる東北での国際Aマッチに意気込んだ。

 海外組とともに東アジア杯に招集されなかった今野にとっては6月のコンフェデレーションズ杯以来の代表戦。「コンフェデで惨敗して、失点も多くて、悔しい思いをした。プレッシャーもかかるけど、いいところを見せて、日本が勝てるように少しでも貢献したい」。3試合で9失点を喫し、3戦全敗に終わったコンフェデ杯。東アジア杯で活躍した新戦力も加わり、「W杯に向けて競争は激しくなる。競争しながら日本代表が強くなればいいし、その競争に負けないように自分も努力したい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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