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8/12東日本大震災被災小中学生と日本代表の交流会Q&A

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 ウルグアイとの国際親善試合のため、宮城県仙台市で合宿を張っていた日本代表が8月12日に仙台市内で開催した“東日本大震災で被災した小中学生との交流会”。参加者は宮城県気仙沼市、南三陸町、石巻市、東松島市で活動する13のサッカークラブから集まった約250人。子どもたちからの質問と、日本代表選手の答えを、一問一答形式でまとめた。

Q:日本代表で一番怖い人は?
A:遠藤保仁(G大阪)「今野泰幸選手」
吉田麻也(サウサンプトン)「川島永嗣選手。試合中の顔が怖い」
清武弘嗣(ニュルンベルク)「本田圭佑選手」
今野泰幸(G大阪)「山口螢選手。髪型が怖い」

Q:一番ご飯食べる選手は?
A:本田圭佑(CSKAモスクワ)「普段は川島選手が食事する時間が長くて、最後までたくさん食べています」

Q:サッカーで一番大切にしていることは?
A:柿谷曜一朗(C大阪)「毎日の練習」
山口螢(C大阪)「勝つこと」
西川周作(広島)「楽しむこと」
今野「道具」

Q:誰にあこがれてサッカー選手になろうとしたのか?
A:長谷部誠(ボルフスブルク)「カズ(三浦知良)さんやゴン中山(中山雅史)さん」

Q:あれがあるから今の自分があると思えることは何?
A:遠藤「兄貴がサッカーをしていて、兄貴を超えたいと思って今もプレーしている。兄の存在が今の自分を支えている」

本田「ヤット(遠藤)さんと同じように、家族の影響でサッカーを始めたので、家族の存在が自分にとって一番大きい」

Q:ハーフタイムには何をしているのか?
A:長谷部「監督の指示を聞いて、みんなで話す。ヤットさんはシャワーを浴びてリフレッシュして後半に臨む。そういう変わった選手もいる」

Q:一番勝ちたい相手チームは?
A:柿谷「セレッソ大阪でプレーしているのでガンバ大阪」
青山敏弘(広島)「すべてのチーム」
高橋秀人(F東京)「あさって(8月14日)に戦うウルグアイ」
山口螢(C大阪)「僕もガンバ大阪」
工藤壮人(柏)「ウルグアイ」
伊野波雅彦(磐田)「ブラジル」
権田修一(F東京)「オリンピックでメキシコに負けたのでメキシコ」
森重真人(F東京)「ウルグアイ」

Q:一番印象に残っている試合は?
A:遠藤「たくさんある。Jリーグで初めて出た試合、日本代表で初めて出た試合、ワールドカップで初めて出た試合は印象に残っている」

長谷部「このチームで言うと、W杯出場を決めたオーストラリア戦と、アジア杯で優勝したときの(決勝の)オーストラリア戦」

本田「2010年のW杯が自分を大きく変化させてくれた大会だと思っている。1試合というより、あの大会が僕にとって大きなものだった」

Q:小学生の頃、サッカーをしていて一番楽しかったのはどういうとき?
A:本田「小学校の頃からサッカーは毎日していた。ここにいるメンバーはみんなそうだと思う。一番楽しかったのは目の前の試合に勝って、自分が良いプレーをして勝ったとき。それがうれしかったことを今も覚えている」

Q:世界に通用する日本のサッカーは?
A:柿谷「体格では外国人に劣るかもしれないが、スピードやテクニックは日本人の方が上だと思う。そこは世界で戦えるところ」

本田「勝ったことがないので僕が思っているだけだけど、相手がボールを保持したときに時間を与えず、前線からプレッシャーに行く。できるだけ高い位置でボールを奪って攻撃につなげる。全部がうまくいかないし、(自分たちの)裏が空くので、そこはみんなで協力しながら粘り強く守備をするということが、コンフェデレーションズ杯で得た手応えであり、まだまだ質を高めていかないといけないと思った2つの要素だった」

遠藤保仁「監督に聞いた方がいいかな」

ザッケローニ監督「我々は世界で通用するチームになっている。コンフェデレーションズ杯までそういう戦いをしてきたし、これからも世界で良い戦いをしていきたい。日本人の良いところを前面に出して、世界で戦っていきたい。日本人には順応性がある。相手が南米だったり欧州だったりしたときに、柔軟な戦いをしなければいけない。1年後を楽しみにしていてください」

Q:今、目標としている選手は?

A:柿谷「小学生のころからずっとセレッソ大阪でサッカーをやってきて、森島寛晃選手(元セレッソ大阪)が目標だった。今は僕が(かつて森島がつけていた)背番号8をつけている。僕を目指してくれる小学生が出てくるように頑張りたい」

長谷部「目標にする選手はすぐには浮かばないけど、僕と同じポジションならシュバインシュタイガー(ドイツ代表ボランチ)やパウリーニョ(ブラジル代表ボランチ)は素晴らしい選手だと思う」

本田「元々、世界で活躍している選手をお手本にして練習してきた。でも、大人になって、日本代表にもなり、どうやってプレーを向上させているかというと、ここにいる日本代表の選手たちが自分の持っていないものを持っている。そういうメンバーから盗んだり、ビデオを見るよりも間近で見る方が参考になる」

Q:どうしたらトラップがうまくなるのか?
A:柿谷「子どものころはコーチにボールを思い切り上に蹴ってもらって、それを落とさずにリフティングする練習をしていた。それが今につながっていると思う」

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