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カタールW杯冬開催問題にザックが言及「1月のほうがいい」

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 国際サッカー連盟(FIFA)が2022年カタールW杯の開催時期を夏から冬に移行することを検討している問題で、日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督が「個人的には1月に行われたほうがいいと思う」と、開催時期の変更を支持した。10日に行われたセルビア戦前日会見で報道陣の質問に答えた。

「W杯は選手や監督だけのものではなく、サポーターや観客のためのものでもある。プレーする側だけでなく、見る側も快適に試合を楽しめるようにならないといけないし、そういう環境が用意されるべきだ。1月に変更すれば問題の解決になるし、サッカーの質も6月に比べて向上すると思う」

 ザッケローニ監督は2011年1月にカタールで開催されたアジア杯に参加したほか、今年6月にもカタールのドーハで行われたW杯アジア最終予選・イラク戦を戦っている。6月のカタールの酷暑を、身を持って体感している指揮官の偽らざる本音だろう。

「どのような決定が下されるかは分からない。この世界は歴史的に見ると保守的なので、ここで大きな変更があるかどうかは分からないが、個人的にはW杯の質を高めるためにも1月に行われたほうがいいと思う。カタールにはW杯を成功させるための要素がすべてそろっていると思うし、(11年の)アジア杯もその時期(1月)に行われたが、成功していたと思う」

(取材・文 西山紘平)

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