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キャラの濃い初招集の大阪コンビ緊急特別対談 FP片山&GK宮竹「3年後のW杯、狙います」

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 フットサル日本代表は16日、千葉合宿の1日目を行なった。シュライカー大阪からは、GK宮竹晴紀に加え、追加招集されたFP片山堅仁もトレーニングキャンプに参加。初めて日本代表のトレーニングウェアを着て、約1時間半ほど汗を流した。

 練習後のミックスゾーンでは、そろってゲキサカの取材に応じてくれた。

―初代表の感想は?
片山 「僕は追加招集っていう感じなので、ラッキーでした」

―でも、ミゲル・ロドリゴ監督といきなりスペイン語で話していましたね?
宮竹 「そうっすよね。いいなぁと思って見ていました」
片山 「いやいやいや。それは、まぁ」
(※片山選手はブラジル、アルゼンチンでサッカーをプレーした経験があり、ボカ・ジュニアーズのスクールコーチも務めていた)

―代表メンバーは、リーグでも対戦している選手ばかりですが?
宮竹 「そうですね。でも、僕は顔やプレーは知っているけど、喋るのは初めてっていう選手が多いんですよね」
片山 「僕もそうです。顔だけ知っているっていう選手は多いんですが、初めて話す人ばかりなので」

―数時間前に集合したばかりだから、まだ緊張している?
宮竹 「はい。ホテルの部屋が、皆本晃(府中アスレティックFC)と一緒なのですが、超緊張しますよ。僕が年上なんですけどね(笑)」

―片山選手は誰と同部屋?
片山 「滝田選手です。髪型も似ているので、ちょっと親近感がありますね(笑)」

―チームに溶け込むために、何か作戦を考えてきましたか?
宮竹 「いやぁ、特にないですけどね。でも、明日からの練習でしっかりやって生き残りたいですね。一度呼ばれるだけでは、意味がないので」
片山 「自分もピヴォはいっぱいいるので、可能性としては難しいと思うのですが、自分の良い所を出してやっていきたいです」

―来年にはアジア選手権も控えています。
片山 「もちろん、そこも狙っています。でも、一番大きいのはW杯。W杯に出られればって、僕は考えています」
宮竹 「僕も3年後のW杯に出ることが、今の最大の目標であり、夢なので。そのための今日だと思うし、まず第一歩、こうして踏み出せたことが大きいですね」

―今日の練習をやっての感想は?
宮竹 「今日はまだ調整だけだったのでね」
片山 「でも、雰囲気がすごくいいですね」
宮竹 「いいっすよね。いいっすね、こういうの。海外に行くっていうことだけだと、僕はブラジルにも行っていますし、違う競技ですけどタイにも行っているので(笑)」
片山 「そうだよね、意外と行っている(笑)」
宮竹 「だから、外国人選手には免疫が意外とありますよ」
(※宮竹選手は元ムエタイの世界チャンピオン)

―では、宮竹選手もミゲル監督と話せるのでは?
宮竹 「喋れないです。ポルトガル語とスペイン語の違いというより、ポルトガル語を覚えていないんです。中1のときと、高1のときに行っていたのですが、10年以上ブランクがあるので」

―最後に、明日からの意気込みを聞かせてください。
片山 「僕はピヴォなんですけど、左利きではないんですけど、左でキープすることとか、左足で起点になれるのが持ち味です。そういう選手は、このチームにも、日本にも、あまりいないと思うので、そういう自分の強いところを見せられたらなと思います」
宮竹 「僕はまず、チームのやり方って言うのをしっかり覚えた上で、自分のスピードだったり、反射神経という持ち味を出していきたいです。代表では攻撃に参加するっていうことは、あまりないと思うので。守るっていうところで、しっかり見せて行きたいと思います」

―宮竹選手は練習後、スタッフの人にも「片づけることありますか?」と良いアピールしていましたね。
宮竹 「ハハハ(笑)。まぁ、そういうところから、しっかり謙虚にやっていきたいと思います」

(取材・文 河合拓)

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