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長谷部が5日ぶりに完全合流、ザンビア戦出場は監督に一任

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 日本代表MF長谷部誠が5日ぶりに完全合流した。ザンビア戦を翌日に控えた5日の非公開練習後、報道陣の「今日の練習は?」という質問に「全部やりました」と満面の笑みで答えた。

 今月1日の練習で一部別メニューとなった長谷部は2日のコスタリカ戦(3-1)も欠場し、スタンドから観戦。2度の手術を受けた右膝の周囲や逆足に張りなどが出たということで、その後も別メニューでの調整が続いていた。しかし、この日は報道陣に公開された部分でもボール回しやフィジカルトレーニングも参加するなど、順調な回復ぶりを見せていた。

 アルベルト・ザッケローニ監督は練習前に行われた記者会見で長谷部について「焦らずにじっくりやってほしいという考えを持っていて、来週のW杯初戦に合わせるように調整している」と指摘。ザンビア戦での起用は見送る考えを示唆した。

「自分の中では、やろうと思えばやれる中で、その気持ちを抑えて準備している」。刻一刻とW杯本大会が近づく中、はやる気持ちを抑えて慎重な調整を続けてきた長谷部。ザンビア戦についても「フルでやることはないと思うけど……」と、プレーできないことはないという感触もあるが、その判断は監督に一任するつもりだ。

「監督がどういう判断を下すか分からないけど、一番はW杯が大事。体に張りが出ていたし、そういうことを相対的に考えて監督が決めると思う」。ザンビア戦の出場は現実的ではないが、14日のW杯初戦となるコートジボワール戦には十分に間に合う。「何か制御しなきゃいけないとか、抑えないといけないというのはない」。足への不安も消え、ここから急ピッチでコンディションを上げていく。

(取材・文 西山紘平)

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