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白星スタート切った選手を労う森保監督「ベストなトライをしてくれた」

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U-21日本代表を率いる森保一監督

[1.10 AFC U-23選手権 U-21日本 1-0 U-23パレスチナ 江陰]

 厳しい戦いとなったが、勝利を収めた。U-21日本代表を率いる森保一監督は、難しい時期に開催される大会で白星スタートを切った選手たちを労った。

 1月2日からトレーニングを開始したチームだったが、選手たちはオフ明け。さらに、森保体制となってから初招集された選手が大半を占め、戦術を浸透させる時間も限られた。しかし、10日に行われたAFC U-23選手権グループリーグ第1戦パレスチナ戦では、前半20分に生まれたDF板倉滉(仙台)の先制点を守り抜いて1-0の完封勝利を収めた。

「選手たちは決してコンディションが良かったわけではない。短い期間で厳しい練習をして、私が要求するコンセプトを大会初戦の難しく厳しい戦いの中でベストなトライをしてくれた」

 だが、特に後半は押し込まれる時間帯も増え、攻撃に移ってもフィニッシュに持ち込む回数が限られたこともあり、「相手のギアが上がった中で我々にミスが出て、後手を踏んだ部分はあった。そこで相手のプレッシャーを回避して、チャンスを作れれば良かったと思う」とも話している。

 しかし、始動から日が浅く、ベストコンディションでない中でも、「無失点で終え、選手たちは最後まで走り抜き、勝利できたのは良かった」と“結果”を得たことに安堵。「さらにコンディションは良くなる」と力を込めたように、13日に行われるグループリーグ第2戦タイ戦に向けて、次なる準備を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
●AFC U-23選手権2018特集ページ

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