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“クビ”も覚悟した西野新監督、「戸惑い」から「引き受ける」までの心境

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 日本代表の西野朗新監督が12日、都内で就任会見を行い、技術委員長を辞任して日本代表監督に就任するまでの心境を明かした。

 田嶋幸三会長から監督就任を打診されたのは「先月末」だったようだが、「戸惑いがあった」という。それは、なぜかと言うと、W杯までの時間は技術委員長として、日本代表チーム、そしてハリルホジッチ監督を全面的にサポートしていく覚悟を持っていたからこそだった。

「ハリルホジッチ監督を支えていきたいし、サポートをしていきたいという気持ちでいっぱいだった。一方、あまり良い状況ではなかった(ベルギー)遠征を踏まえ、自分の中では、これから2か月で、どう劇的に変えていくかを考えていたところだった」

 そして、技術委員長に就任して2年間、「精いっぱいやってきた」という自負があるからこそ、ハリルホジッチ監督の解任にも「(技術委員長として)足りなかった部分を強く感じている」と話し、「監督同様になっても、とも思っていた」と自身がともに解任されることも覚悟していたようだ。

 その中で監督就任を打診され、「自分が要求されたことで非常に戸惑いはあった」のも当然か。しかし、葛藤はあったものの、“しっかりとW杯で責任を果たす”という思いを持ち、監督就任を決意する。「そういう英断の中で、こういう決断をしてもらい、最後、自分の中で責任を、しっかりこの大会でというところを持つまで、この要請に関しては戸惑いを持っていた。ただ、こういう事態なので、自分がという思いで最後は引き受けさせたもらった」と就任に至るまでの胸の内を明かした。

(取材・文 折戸岳彦)

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