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参加国中“唯一”の不安材料…「摩訶不思議ジャパン」に海外メディアも頭を悩ます?

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新体制でW杯に挑む日本代表

 ロシアW杯開幕2か月前に監督交代へと踏み切った日本代表は、海外メディアの予想を難しくしているようだ。アメリカ『ヤフー・スポーツ』では「2018年W杯チームプレビュー:日本はミステリー」と題してチームを考察している。

 日本は4月7日付でバヒド・ハリルホジッチ前監督を解任し、技術委員長を務めていた西野朗氏が新指揮官に就任した。限られた時間の中、日本サッカー協会(JFA)の総力を結集し、本大会に向けて準備を進めている。

 同メディアは「日本は2014年に残念な結果に終わり、ロシアに向けたチーム作りにも苦労している。最悪の時代に巻き込まれたチームのようだ。不確実性があり、サムライブルーはグループHで最下位の4番手になることが予想される」とし、グループリーグ突破の確率11.8%、W杯優勝の可能性1%、出場32チーム中の戦力ランキング26位といった厳しい評価を下している。

 また、勝ち上がれる要素としてMF香川真司とMF本田圭佑の2人の存在を挙げ、「彼らはおそらく大会に参加するアジア勢の中で最も才能に優れている」と言及。逆に敗退するであろう要因として「日本はしばらくの間、苦しんできた。3月にマリと1-1で引き分け、ウクライナに1-2で敗れた後、サッカー協会はハリルホジッチを解任した。本番までの2か月間で親善試合がない状態でニシノが引き継いだが、チームは高齢化し、アイデンティティーを失っている」と記した。

 同メディアの予想スタメンはGK川島永嗣、DF酒井宏樹、DF吉田麻也、DF槙野智章、DF長友佑都、MF長谷部誠、MF山口蛍、本田、香川、MF原口元気、FW大迫勇也の11人。ただ、チームの戦い方に関しては「ニシノの下でチームが試合をしたことはまだ一度もないため、考察は不可能だ」としている。

 記事によると、日本は過去12か月で監督交代を行った7チームのうちの1つで、W杯予選後では4チームのうちの1つである一方、新体制になってから試合を行っていない唯一のチームだ。「ミステリー」と表現されているのも、そうした理由からだろう。

 日本は30日に日産スタジアムで開催されるキリンチャレンジ杯でガーナと対戦。海外も注目する“ミステリー・ジャパン”がいよいよベールを脱ぐ。

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