beacon

「充実した守備練習だった」と手応えのGK東口

このエントリーをはてなブックマークに追加

フェイスガードを付けて練習するGK東口順昭

 3バックと左右のウイングバックを定位置に並べて行ったスライドの確認練習にはゴールキーパーも参加した。

「今日はすごく充実した守備練習だった」とすがすがしい表情を見せたのは日本代表GK東口順昭(G大阪)だ。「守備のときは、どこにボールがあって、どこに立つのかというのは確認しないと戦えない。今はそういう確認を選手でコミュニケーションを取りながらやっているところ」と、この日の練習メニューについて説明した。

 3バックは所属するG大阪でも馴染みがある。「3バックは時には5バックにもなるし、4バックにもなる、守備の形が多いシステム。試合に出ている選手が臨機応変に対応できればすごく良い守備になると思う」

 つまり、試合の中で相手や状況に応じて柔軟に守れることが強みだという。ただ、5バックになる時間帯でも意識すべきなのは「先にブロックを組むのではなく、まずはボールにスライドしてプレスする。できれば速攻につなげる。それができなければしっかり戻る」ということ。奪ってからのカウンターを念頭に置いた守りが必須だと力を込める。

 GKならではの目線についても言及した。「だれかが出ていってだれかがカバーするという場面では、人によってもポジショニングが変わる。選手によっての特性を注意深く見ているし、自分がどのようにやってほしいか、どう守備したいかを伝えるのもしっかりやっていきたい」

 骨折で腫れていた頬のあたりも日に日にスッキリしてきた印象の東口。チーム全体を観察しながら出番に備えるつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

★日本代表など参加32チームの最新情報をチェック!!
2018W杯ロシア大会特集ページ
★全64試合の日程&テレビ放送をチェック!!
2018W杯ロシア大会日程&TV放送

TOP