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ターンオーバーにリスク以上のメリット感じる岡崎「完全固定で来るより…」

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別調整だったFW岡崎慎司

 激闘の反動はあった。12日のパラグアイ戦(4-2)に先発し、攻守にわたってハードワークを見せた日本代表FW岡崎慎司(レスター・シティ)は右ふくらはぎ打撲のため、ベースキャンプ地となるロシア・カザンでの初練習を別メニューで調整した。

 左足首痛でシーズン終盤を欠場した岡崎にとって、先発は4月14日のバーンリー戦以来だった。パラグアイ戦に向けたトレーニングの中では右膝に痛々しいテーピングを巻くなど、決して万全の状態ではない中、74分間プレーした。

「長い時間出たのは4月以来で、打撲したあとはアドレナリンも出ていたけど、そのあと多少痛みがあった」。足の状態についてそう説明する一方、「問題ないと思う」と、19日のW杯初戦・コロンビア戦(サランスク)への影響は否定した。

 パラグアイ戦は8日のスイス戦(0-2)から先発10人を入れ替え、西野ジャパン3試合目で初勝利を挙げた。「(ガーナ戦とスイス戦の)2試合でメンバーが変わらず、次は出てないメンバーが出て勝った。より一体感が生まれたと思うし、だれが出るか分からなくなった」とチーム内の競争を歓迎している。

「(メンバーが)完全固定で来るより、チームとして良い雰囲気になったと思う。(W杯では)90分の中で途中から出る選手がカギを握ると思っているし、だれが先発で出ても、途中から出てもいい状況ができている」。運命の初戦まで1週間を切る中、チームを固定できていないリスク以上のメリットを岡崎は感じている。

(取材・文 西山紘平)

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