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クラブでも対決している敵エース…川島「常に得点を狙っている」

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ユニフォーム姿のGK川島永嗣

 日本代表GK川島永嗣(メス)が、グループリーグ初戦で対戦するコロンビア代表の得点源であり、自身と同じフランス・リーグ1のモナコでプレーするFWラダメル・ファルカオを警戒した。

「常に得点を狙っている選手」。国際Aマッチ通算29ゴールでコロンビア代表の歴代最多得点記録を持つファルカオをそう評した川島は「ボールの出し手も常に彼の動きを見ている。一瞬のところを狙ってくるので、DFと連係しながら抑えられれば」と続けた。

 エースストライカーとして君臨するファルカオに対しては、味方のパサーが常にその動向を注視している。川島の目にはフランスリーグでのその様子が強く印象に刻まれている。

「日本としては、自分たちがどうやって間、間で声をかけていくか。まずは(パスを)出させないことも一つだし、出されそうになったときに、自分たちがコントロールできる場所にいることが大事」。つまり、司令塔のMFハメス・ロドリゲスにプレッシャーをかけること、そしてDF陣が適切なポジションについていることが必要だと説く。

 ロシアW杯の公式球『テルスター18』にも言及した。「GKにとって良いボールというのは聞いたことがない」。そう言って苦笑いしながら、「しっかり当たったときに結構伸びる印象がある。カーブがかかりながら伸びてくるボールという印象」と特徴を列挙。「でもそれに対応していかなければいけない。練習で慣れるしかないし、つかむところと弾くところをハッキリしないといけない」と言った。

 10年南アフリカW杯では歴代で最も“GK泣かせ”と言われた公式球『ジャブラニ』の特性をしっかり攻略し、グループリーグから決勝トーナメント1回戦までの4試合で2失点に抑えた実績がある。

 4年前のリベンジマッチとなる運命の初戦。14年ブラジルW杯のグループリーグ最終戦では、ファルカオ不在のコロンビアに4失点して敗れているが、「1試合だけではなく、いろいろな思いがあったのが2014年。今までと違う自分たちを試合で見せたいし、4年間やってきたものがあることを示したい」と力説。百戦錬磨の経験を生かし、日本の勝ち点奪取に貢献するつもりだ。

(取材・文 矢内由美子)

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