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「守り方の違いにビックリした」ベルギー移籍の植田が磨く適応力

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海外組になって初めての代表合宿に臨むDF植田直通

 ベルギーと日本の違いを感じながらも、その適応力に磨きをかけている。日本代表DF植田直通(セルクル・ブルージュ)は、出場機会を得られずに終わったロシアW杯後、鹿島からベルギー1部のセルクル・ブルージュへ完全移籍。海外組として臨む初めての代表合宿が、森保一新監督の初陣となった。

「新しく監督が代わって、みんな“やってやるぞ”という気持ちを持っていると思うし、それは自分も同じ。でも、まだスタートしたばかり。ここでのやり方を叩き込んでいかないといけない」

 最終ラインからしっかりポゼッションしていく森保ジャパンの戦術に「技術の必要なサッカーだし、そこは自分にとってもプラス。ここでのやり方を吸収できれば自分も成長していける」と貪欲に取り組んでいる。

 ベルギーでは8月11日の第3節スタンダール・リエージュ戦で先発デビューを果たし、ここまで4試合に出場(うち先発3試合)している。「あっちに行って何が変わったのかは自分では分からないけど、守り方は当然違うし、日本から向こうに行ったときも、その違いにビックリした」という。

「チームではセンターバックがあまり出ていかない。ドシッと構えて、任せることが多い。鹿島では自分が出て行ってつぶしたりしていたし、そこはギャップというか、ちょっと違う感じがある」。それでも、日本とベルギーのギャップに戸惑うのではなく、「合わせていくことが大事」とポジティブに捉えている。「いろんなサッカーをやることで大事な経験になっているし、いろんな選手とやることがプラスになっている」。海外で経験を積み、プレーの幅を広げることが4年後のカタールW杯にもつながっていく。

(取材・文 西山紘平)

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