beacon

アジア最終予選では大記録も樹立…原口「良さを出せるシーンが多い」

このエントリーをはてなブックマークに追加

アジア相手の試合を得意とする日本代表MF原口元気

 ロシアワールドカップに向けた最終予選では日本代表史上初の4試合連発。アジアの舞台で強さを見せてきたMF原口元気(ハノーファー)は間近に控えるアジアカップに向けて、「力的には日本が上になることが多いので、自分たちの良さを出していくことが大事」と意気込みを語った。

 原口は2016年9月から11月にかけて、ロシアW杯のアジア最終予選で4試合連続ゴールを達成。これはFW三浦知良、FW呂比須ワグナーの3試合を抜いて、日本代表市場初の快挙となった。自身も「最終予選でも決めてきたし、フィジカルで勝てる部分があるので良さを出せるシーンが多い」と良いイメージは持っている。

 もっとも「やりやすさもあるし、やりにくさもある」と語ったように、油断する素振りはない。「相手のワナにハマり出すと、ペースを持っていかれることもあるので、どれだけ対応力を持ってやれるかどうかが大事になる」と停滞した局面での打開力を重要視した。

 この日のミニゲームでは左サイドを担い、右のMF堂安律(フローニンゲン)からのロングフィードでサイドを切り裂く場面も見せた。「展開力がすごくあるし、張っているだけでもサイドチェンジが来る。あのボールが来て嫌な選手はいない」。これまで同時に出場する機会は少なかったが、連携に好感触を得ているようだ。

 翌30日には流通経済大とのトレーニングマッチを行い、そこで国内合宿は打ち上げ。「まだ時間はあるので、いろんな組み合わせを試せるし、組んだことのない選手とやってみたい」とさらなるオプションに期待を寄せると、「大学生はモチベーションも高いし、そういうところでしっかりやらないといけない」と気を引き締めていた。

(取材・文 竹内達也)
●アジアカップ2019特設ページ

TOP