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ベルギーで経験積む伊東純也「スピードだけじゃ抜けないことが多くなった」

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日本代表MF伊東純也(ゲンク)

 右足打撲により前日練習を別メニュー調整した日本代表MF伊東純也(ゲンク)が4日、スパイク姿でトレーニングを行った。チームは5日のキリンチャレンジ杯・パラグアイ戦で試運転を行う形となるが、「チームが勝てるように結果を出すのが前の選手の役割。試合に出たらそこはこだわりたい」と意気込みを語った。

 伊東は今年2月、約3年間過ごした柏からベルギーのゲンクに期限付き移籍した。海外挑戦直前のアジアカップでは、ジョーカー起用という立場だったが、自身にとって初めてのW杯予選では、アジアの相手に自身の成長を見せるチャンスとなる。

 スピードを武器とする伊東にとって、相手の守備ラインが高いほうが優位にはたらく一方で、2次予選の相手は総じて自陣でブロックを固めてくる戦い方が想定される。その中で「相手が引いてきたらなるべく広げて、横からのクロスの精度が大事になってくる」と狙いを語る。

 またそうした駆け引きの面では「スピードだけじゃ抜けないことが多くなったので、一瞬でも相手をぶらすことが大事」という学びを得たベルギー経験も活きるはずだ。「前は外国人とやったことが少なかったので、いろんな国の選手とできるのはプラスになっている」。初の海外挑戦から半年間、初のアジア予選で一回り大きくなった姿を披露する。

(取材・文 竹内達也)

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