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充実のベルギー3季目で”成長”実感するMF伊東純也「早くやりたい」

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オンラインで取材に応じるMF伊東純也(ゲンク)

 日本代表の欧州組の中で昨季から今季にかけて最もコンスタントに出場機会を確保している選手の一人がMF伊東純也(ゲンク)だ。昨季は29試合出場5得点で高評価を得たが、今季は開幕から前節までの全8試合に先発して2得点と、昨季以上の存在感を見せている。

「ベルギーで試合にも絡めているし、状態は悪くないかなと思う。なかなか集まるのが難しい中で、こういう機会を得られたのは日本にとっても良いことと思うだし、個人的にもうれしい。大事にしたい」。

 ゲンクでプレーの幅を広げているという実感があるという。「ドリブルで縦に行くのはもちろんですが、間で受けるのをやらないといけないことが多く、そこは成長したと思う」と自身の変化を挙げる。

 U-23日本代表でもあるMF久保建英(ビジャレアル)やMF堂安律(ビーレフェルト)がA代表に定着したことで、右サイドのポジション争いはよりし烈になっているが、特段の意識はない。「2人とも若くてテクニックがある選手だと思うが、自分には自分の持ち味がある。そういうところを出していければいい」。堂々と語る様子に自信が浮かぶ。

 対人守備に強いサイドバックが多いベルギーでプレーしてきたからこそ培って来られたものもある。

「アフリカの選手はゆさぶりに弱いと思う。パスでうまくゆさぶったり、もちろん対人のところでも負けないようにして、工夫していきたい。日本はチームとしてしっかり攻撃も守備もやっていければいいと思う」。

 ドリブルで相手をいなす。パスワークで揺さぶる。そんなイメージを思い描きながら「早くやりたい気持ちがある」。充実している今の思いを久々の代表戦にぶつける覚悟だ。

(取材・文 矢内由美子)

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