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興國の横浜FM内定カルテットから2選手がU-18代表候補選出。FW樺山「『選ばなアカンな』と思われるような選手に」

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興國高横浜F・マリノス内定カルテット。左からMF南拓都、FW樺山諒乃介、DF平井駿助、GK田川知樹

 日本サッカー協会は12日、U-18日本代表候補合宿(12月13日~16日、高円宮記念JFA夢フィールド)メンバー35人を発表。来季からの横浜F・マリノス加入が内定している興國高FW樺山諒乃介(3年)が、昨年3月のU-17日本代表候補合宿以来となる代表候補招集でアピールすることを誓った。

 特に合宿で意識する考えでいるのが、守備面だ。「代表選ばれたことは素直に嬉しいですし、守備がずっと課題で入れなかったので、守備のところは攻撃陣で誰よりも走るというのは自分で決めていて、そこは自信を持っていくのとチャレンジャーとして謙虚に行きたいなと思っています。(変わったと)見せつけたいです」。その上で自信を持っている攻撃の部分で違いを示す。

「攻撃のクオリティはマリノス行ったりして上がっているのは絶対なので、自信持っていきたいです。ユースの選手に負けへんように自分の良さを出して、やっぱり『選ばなアカンな』と思われるような選手にならないといけない」と意気込んだ。

 今月5日のスーパープリンスリーグ関西順位決定戦で高校生活最後の公式戦を終えた。選手権予選で敗れていた大阪桐蔭高にPK戦で雪辱勝利。「勝った瞬間、泣いてしまっていて、泣くつもりはなかったんですけれども寂しいです」と明かす。

 目標としていた全国制覇を果たすことはできなかったが、興國の看板を背負って戦い続ける覚悟だ。樺山は興國のチームメートであるGK田川知樹(3年)、DF平井駿助(3年)、MF南拓都(3年)と同時に横浜FM入り。一つの高校から4人が横浜FMへ加入することで話題になった一方、自分たちが結果を出せなければ興國の評価を落とすことを理解している。

「興國の未来もあるので、自分は興國の元10番として、来年から興國の名を上げるために頑張っていきたいと思っています」と宣言。そして、「(ともに加入する)ユースの選手もいるんで、ルーキーの中で一番最初にデビューしたいなと思っています」と誓った。まずは平井とともに参加するU-18日本代表候補合宿や残りの興國での日々で少しでもレベルアップして、来季を迎える。


(取材・文 吉田太郎)

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