日本サッカー協会(JFA)は16日、2021年の活動スケジュールを発表した。新型コロナウイルスの影響により、1年延期となった東京五輪イヤー。U-24日本代表は国際Aマッチデーに国内でのテストマッチを組み、強化を進めていく方針だ。

　男子の日本代表を率いる森保一監督は発表会見で「多くの応援を受けて金メダルという目標を達成したい」と意気込みを語り、「結果で喜んでいただくことはもちろんだが、われわれの活動を通してコロナで大変な思いをされている方に夢や希望、元気、勇気を届けられるように精一杯活動したい」とコロナ禍で苦しむ人々に思いを寄せた。

　通常の大会では23歳以下の選手で構成される五輪代表だが、東京五輪は1年延期の影響によりU-24日本代表として参戦。JFAは「ワンチーム、ツーカテゴリ」と銘打って、22年のカタールW杯を目指すA代表と一体化した強化方針を掲げ、五輪に出場した選手がそのままワールドカップで活躍するという青写真を描く。

　来年は五輪までにテストマッチ6試合を予定。「東京五輪本大会では念願の金メダルを獲得したい」と決意を述べた反町康治技術委員長は「日本で強化試合を開催したい。選ばれたU-24日本代表選手が東京五輪で大活躍して、日本代表の中心選手となる、ワールドカップの最終予選の力になるよう期待している」と先を見据えた。

　五輪代表チームは今月21日、千葉市内で実施するトレーニングキャンプで約1年ぶりの再始動を迎える。

▼U-24日本代表スケジュール
[国際親善試合]
3.26vs未定(東京スタジアム)
3.29vs未定(北九州スタジアム)
6.5vs未定(ベスト電器スタジアム)
6.12vs未定(豊田スタジアム)

[キリンチャレンジカップ]
7.12vs未定(長居球技場)
7.17vs未定(ノエビアスタジアム神戸)

[東京五輪]
(7.23～8.8、東京)